(商品番号25-40033)空飛ぶロボット”サイバード”

今回はマジな商品である。ラジコンの飛行機だが、このサイバードはなんと羽ばたくのである。いままではアイデア商品、しかもアイデア倒れ気味*1の商品ばかりだったが、これはすごいんじゃないのか。少なくとも工学部出身の私は感動している。

     大空を駆けめぐる姿は操縦者や見る人の心をくぎづけにします

そうだろうそうだろう。だが操縦者は心をくぎづけにしないで操縦に専念して欲しい。高容量小型バッテリーとか超軽量素材とか最新技術の粋が集められている。「多摩川でのワンシーン」の写真が付いている。丸で囲ってあるのがサイバードだ。よく見ると、その回りを飛んでいるのもサイバードではないか。これだけ集まるとちょっと気持ち悪い。いろいろ特徴が書いてあるので読んでみよう。
【90分の充電で約10〜20分間飛行】最悪の場合、10分しか飛ばないのか。電力の消費に少し難点があるようだ。なにしろ羽ばたくのでエネルギー効率が悪いこと甚だしい
【無線遠隔操作】そりゃそうだ。有線だったらサイバードの後を追いかけて走る必要がある。そのときディエッターを履いていればダイエットにもなるがな。
【その羽ばたきはまるで本物の鳥みたい!】なんで急に文体が変わるのだ。びっくりするではないか。
まさにこれは「空飛ぶロボット」の名に恥じない商品だ。なにしろサイバードは

     航空機のプロエンジニア集団が開発した未来派ラジコン

なのだ。航空機のプロエンジニア集団なら、このくらいのメカを作るのは朝飯前だ。だが航空機のプロエンジニア集団は、こんなものを開発する時間があったら、もっと国民に役に立つ物を開発して欲しい気がしないでもない。

*1:「気味」というかそのものね