どっちもどっちの定年後

先週は高校の友人、昨日は大学の部活仲間5人と会った。5人のうち3人は学部学科も私と一緒でみんな建設会社。私だけが異色だったのだよね。で、高校の友人は定年後に職場環境が変わりすぎて仕事が無いのを嘆いていたが、建設業の3人は給料だけ減って仕事がまったく変わらないので嘆いていた。責任が重い現場監督をやっていたり、いまだに海外出張があったり(土木関係の建設業の海外出張は観光旅行では絶対にいかない場所なのですごくつらい)、これじゃあ給料を減らされただけだよと。一度、高校の友人と大学の友人を一同に集めて対談をして、どちらが幸せか(どちらが不幸か)朝まで論戦をさせたい。

ところでなぜ最近の私がヘトヘトかというとインターンの相手をしているからなのだよ。みなさんの会社にもインターンが来るか? 大学3年生の職場体験だな。人事部とすると大学生に会社を見てもらって採用につなげたい。それならそれで君らが面倒を見ろよと思うのだが、実際は本部ごとに人数が割り振られて「あとよろしくね~」って、おい! 採用のことなんか私の知ったこっちゃないのだが、それでも私の本部に来る学生さんには良い思い出にして欲しいじゃないか。けっこう前から準備をして、あっちこっちに頼み込んでプログラムを作ってな。「最近の若いのは~」とは古代ローマ時代からの年長者のつぶやきだが、いやいやどうして、私が大学生のころに比べるとはるかに優秀だよ。とくに何か意見を求めると男の子より先に女の子がどんどん発言するのがすごい。みんなでディスカッションをしているのをそばで見ていると、場を仕切ろうとするのは男の子だが、女の子も負けてない。黙って聞き役に回っちゃう子がいないんだな。でもみんな元気すぎて爺さんはヘトヘトなんだよ...