ババアのサラ・コナーとジジイのターミネーターの物語だと敬遠した人が多いのではないか？ この二人はあくまでもサポート役で、実際の主役はポスターの左下に小さく映っている二人。未来から来たロボットに命を狙われるメキシコ人の女性と、彼女を守るために未来から送られた改造人間の女性ーロボットではない。この改造人間、どこかで見たことあると思ったら「タリーと私の秘密の時間」のタリーか。凜とした戦士ながら、いつも物憂げな表情なのがグッと来る。三作目以降はぜんぶ無かったことにして二作目の正統な続編ってことだけど、やはり一作目と二作目がすごすぎてジェームズ・キャメロン本人でさえそれに並ぶ作品は作れなかった。期待が高すぎて評価が低いのかもしれないが、私は改造人間が終始かわいそうで、なかなか良かったと思う。
本当はこっちじゃなく、同じスティーブン・キング原作の「ドクター・スリープ」を見たかったのに時間が合わなかった。なんか上映時間が変なんだよ。みんな午前か夜で。なんでかというと、アナ雪を２つくらいのスクリーンでこれでもかというほど上映しているので、ほかの映画にしわ寄せが来る。２時間半の映画だったけど、とりあえず飽きずに楽しめる。ただ一作目も同じなのだが、ラストはほぼ怪獣映画になってしまい、それを素人の男女がどうやってやっつけるかという展開に無理があるんだよね。
