北川景子「家売るオンナの逆襲」

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     「負けた...」

 昨日の記事に書いた、このドラマが好きと言ってた人、三軒家万智が負けた回を見て決勝戦に臨むのかあ(泣)

今回は面白かったな。そうだよ、やっぱり留守堂は三軒家万智の引き立て役じゃなくてライバルなんだな。そう来なくっちゃ。このドラマを戦うヒロイン物として見たときの弱点が、主人公が負けないこと、いつも圧勝であることだったんだよね。まあ、今回も当初は4,500万くらいの話に対して、7,000万の物件をまとめたんだから圧勝なんだけどね。

第2シーズンになって、面白いことは面白いのだが、不動産ストーリーとして弱いのが気になっていたんだ。とくに前回。トランスジェンダーの買い主に対する三軒家万智のメッセージ、娘への根回しはすごく良かったんだが、じゃあ、あの相撲取りの家があの家族にとってベストチョイスかというとかなり疑問。茶道や華道の先生に売って、1階は教室、2階の余分な部屋はお弟子さんに住まわせた方がいい。沢井美優カップルも「隠れ家」というテーマであの家を売ったわけだが、それならマンションの機密性と匿名性のが上だろうと思った。

その点、今回は娘夫婦の家に資金援助したいという親に対して、その資金は自分たちで使い、第二の人生の準備をさせる。娘夫婦は身の丈にあった、内装だけはイカしている中古物件を売る。顕在化していない客のニーズを探り当てるこのドラマのテイストが戻ってきたよ。3話まで見てすげえ不安だったのだが、大石静はだいじょうぶ、健在だ。ということで、決勝戦がんばってよ。