5月に読んだ本

5月は冊数が伸びなかったよ。

壊れた少女を拾ったので (角川ホラー文庫)

壊れた少女を拾ったので (角川ホラー文庫)

9割くらいがいまの日本で、1割くらいがちょっとずれた、つまり不気味なことがふつうに起こり、それをみんなが当然のこととして受け入れている世界を舞台にしたホラー小説がこの人のスタイルなんだ。このちょっとずれた世界のずれ具合が処女作の「姉飼」はちょうどよかったのだが、これはずれすぎ。すると、なんでもありになってしまって逆に怖くない。ママニューの最終回で書いた、非日常の舞台で起こる非日常ね。ホラーは日常がちょっとずれるところが怖いと思うのだが


七つの死者の囁き (新潮文庫)

七つの死者の囁き (新潮文庫)

ホラーを生業としないミステリー作家が書いたホラー短編集。さすがにどれも小説としてうまい。どちらかというとホラーの味付けをしたミステリーやライトノベルで、けっこう読後感が爽やかなものまであったりして、なかなかの良作だった


祝山 (光文社文庫)

祝山 (光文社文庫)

この作者は見える人なんだよね。実体験に基づいたとか帯に書いてあったような。とんでもなく変なことが起こるわけではないのが逆にリアリティーがあって怖い。残念なのが、この人は語り口が怖くないのだな


街場の現代思想 (文春文庫)

街場の現代思想 (文春文庫)

マイブームの内田樹の初期エッセイ集。薄い本なので、この人の思想を知る入門書としてちょうどいいかも


九十九怪談 第一夜

九十九怪談 第一夜

新耳袋の作者の一人。ホラーを続けて読んで、この人の語り口がいかに怖いかよくわかった。セーラー戦士の誰かの日記を題材にして、この人の文体で書き直したらすごく怖い話になるのではないか。よし、近いうちに「続・文体の研究−ホラー編」をやるよ


ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下
海外でベストセラーになったというミステリー。古本屋で上下2冊を1,500円で売ってたので買ってきた。いま下巻の3分の1くらいだが、今月中に完了するか微妙

(おまけ)
セーラー戦士がパジャマパーティをすると、全員のブログにその模様が載るでしょ。で、違った角度からの写真とか、それぞれの感性で書いた感想の違いを楽しめるわけだ。昨日の冒頭で書いた、華子様ら堀越組3人のパジャマパーティ。昨日は奇数日でブログが更新される日だったので華子様のブログにはどんな写真が載って、どんな感想が書いてあるか楽しみにしてたのに...

  (写真なし)*1

  おとといは仲良しの小田あさ美ちゃんと西田奈津美ちゃんと久々にお泊まり会しました!

  華子は先に寝ちゃったんだけど*2。その間に寝てるとこをあさ美に隠し撮りされてたよ(笑)

  あさ美もアメブロでblogしてるので、見てみてください(*^^*)私の寝てる画像が載ってます(笑)

  では。お仕事頑張ってきます!

...○| ̄L...詳しくはあさ美のブログを見ろと...写真もそっちに載ってるから見ろと...あ、あんた、やっぱりすごいよ。華子様のファンとしては

  華子様は、あえてご自分のブログに書かずに、

  ご自分のファンをお友だちのブログに誘導して差し上げているんだ。

  なんて華子様はお優しい方(泣)

と書きたいところだが、ファンであるだけに華子様をよく知っている私としては、華子様にそんな気は毛頭無いこともわかっている。ただ単に、書くのがめんどくさかっただけだ...○| ̄L...

*1:ここからしてすでに...○| ̄L...

*2:この日はロケで4時起き