検証・これが実写版の台本だ!−act44(その2)

右の画像は二つのシーンを合わせてはりつけてある。前半はカットされているシーン。幻の銀水晶の影響で戻ったかも知れないネフライトの能力を試そうとするネフ吉と、亜美がクラウンに入ってくるシーンの間に、台本ではクラウンに向かう亜美を描いたシーンが挟まれている。そして、クラウンに入ってくると、カウンタの中がめちゃめちゃになっているおなじみのシーンだ。
ここで台本と放送の相違にお気づきだろうか。そう、亜美の焼いたクッキーは焦げてない。Leo16さんが、クッキーを焼くのはそれほど難しくない、小林靖子がこんな脚本を書くはずがないと指摘されていた*1。そのとおり、小林靖子はクッキーを焦がしてないのだ。だが、私と同じで自分でクッキーなんか焼いたことがない高○が、このへんでギャグを入れようとして、放送では焦げたクッキーが登場したのだろう。前のシーンで「まこちゃんみたいにうまくはないけど」と亜美が言ってるが、台本での古幡の反応を読むと、少なくとも見かけはふつうのクッキーだったはずだ。
このあと美奈子が登場してドラマは一気にシリアス展開になるが、その前の清涼剤となる名シーンである。以前にも書いたが、40話台の亜美は台本ではけっこう出てきてるが、物語の中心にからんでないので放送ではことごとくカットされている。
(つづく)