最終回かよ、って演出だったな。北川景子はしばらく出てないけど。
女中と雇い主である二人が恋愛関係に移行する過程をどうやって描くのか注視していた。それを「すでに心が通い合っている二人が、自分の気持ちに気づく」とした。なるほど。そのきっかけになったのが、トキの元夫が復縁をするためにやってくる。同時にヘブンの彼女が彼をアメリカに連れ戻すためにやってくる。だが元夫も彼女もトキやヘブンの心がすでに自分を向いていないことを知り帰って行く。わざわざ東京やアメリカから島根くんだりまで来たのにこれはつらい。だがこの時点ではまだ、少なくともトキは自分の気持ちがわかってない。それを知るのがこのシーンなんだよね。
この大事なシーンを顔のアップだけにする演出の思い切りも立派だし、それに答えた髙石あかりも見事。彼女はベイビーわるきゅーれでも「感情があふれてきて、それが何なのか整理がつかないときの表情」が得意だったからね。次回はまるまる1週間が空いて1月5日の放送。そうか、ちょうど前半の最後なんだね。しかし、トキはどうなるんだ。彼女は松野家の3人と雨清水家の2人（北川景子と板垣李光人）、計5人を扶養しながら父親の借金を返している。しかも5人中の男性3人は経済力ゼロ。
