春の映画まつり「宇宙人のあいつ」

マリオ、コナン、ガーディアン、ワイルドスピードがスクリーンを占拠しているTOHOシネマズで、こんな映画を観てみた。

   

両親を失い兄弟4人で暮らしている一家。ある日の朝食時に、次男がじつは土星人だった、そして間もなく帰還することを告げられる。長男は知っていて隠していたが、三男と長女は驚く。てか、信じられない。その場で、数々の土星人の能力を見せられて信じないわけにいかなかった。そのころ、三男と長女はそれぞれ家族に言えないトラブルを抱えていた...これは脚本と演出が上手。あと、狂言回しである長男がなんで日村なんだよと思ったが、これだけ名優に囲まれているとすべてが個性になるので違和感が無い。エンドロールを見たら井上和香(監督の奥さん)と設楽の名前があったが、どこに出てたの? 公式サイトでわかったが、それを確かめるためにもう一度見る気はしないので先に言ってよ。あと、伊藤沙莉って大きいスクリーンで顔が「どアップ」になっても肌が綺麗。ところで土星って生物が棲めるような環境ではないんだよ。基地を作って、その中で酸素と水を生成することができて、農作物を栽培して何年か暮らすことが技術的に可能だったとしても、それができる惑星って火星くらいしかないんだよね。もちろん基地から一歩も出なければ滞在できるかもしれないけど、基地から外に出て探索をしなければ基地を作る意味がないでしょ。そう考えると淋しいもんだね。