真冬のビデオまつり

今週は2本だけ。まずはポルターガイスト物。
     
物が動いたりドアが開いたり閉まったりして怯えている一家に調査チームが来る。部屋中にビデオカメラや測定器を取り付け観察に入るが...このあたりまではスピルバーグの名作「ポルターガイスト」と同じ。だがクライマックスというか超常現象の原因があっちとは正反対。調査隊の親分である心理学者が突き詰める真相、そしてカタストロフィ。なかなか面白かった。
     
昨年に観に行った新作がシリーズ3作目で、2作目が2013年に封切られたベネディクト・カンバーバッチが出るやつ。それの第1作目が無料になっていた。この新シリーズ、カーク船長とかスポックが若いので、てっきりカーク船長の息子とスポックの息子がお父さんと同じ船に乗り込んで冒険をする話だとずっと思ってたんだよ。2013年から3年半、ずっとそう思ってたんだよ。だけどこの新シリーズの第1作目を見てわかった。あれは息子ではなくて本人だったのか...役者が若返っただけでふつうのスタートレックだったのか。3作に共通しているのが、クライマックスの舞台は宇宙ではなくて地球の空中なのだよね。ずっと宇宙だと飽きてくるだろ。まわりが真っ暗な宇宙空間だと比べるものがないからダイナミックさがわからない。そこでクライマックスは下に街が見える地球の空の上での肉弾戦にしているのがうまい。