kindleを買ってみた

少し早い自分へのクリスマスプレゼント、kindle paperwhiteを買っちゃったよ。アマゾンで注文したら3日後に届いた。いつものでかい段ボール箱ではなくて、ちっこい箱。開けて実物を手に取ったときの感想。

  安っぽい

ガラスやアルミで装甲されたiPhoneiPadに見慣れていると、プラスチックのkindleはちゃちだ。その代わり軽い。これなら寝ながら見ても手が疲れない。どのくらいの大きさか読者のみなさんがわかるように写真を撮ってみた。
     
こんなややこしいものとのツーショットではわからないか。文庫本と並べると
     
ほとんど同じサイズね。ちゃんと下をそろえろよ。この写真をみてわかると思うが液晶ディスプレイとはまったく原理が違う。どういう原理かわからないが白地に字が浮き上がってる感じ。バックが無駄に光らないので目に優しい。これの14インチディスプレイがあればいいのにと思ってたが、実物を見てそれは無理なのがわかった。表示が遅い。ページ送りをするにはストレスがない速度だが、キーボードから入力した文字を1文字ずつ表示されるにはつらい速度。この液晶ディスプレイとまったく違う原理の電子ペーパー、いちばんよくわかるのが電源をオフにしたときだ。
     
電源オフのときは壁紙が浮かび上がる。つまり字や絵を表示させることには電気を使わないのだ。オセロゲームのコマみたいなのがあって、電子的な力でそれをひっくり返すのではないか。ひっくり返してしまえば電気は使わないのだと思う。電子書籍はアマゾンのkindleストアにあるのでそこから購入する。現在、夏目漱石森鴎外芥川龍之介など戦前の文豪は0円。意外なところでは吉川英治の0円だったよ。「宮本武蔵」や「三国志」もタダで読めるわけだ。これはうれしい誤算。三国志は死ぬまでにもう一度読み直したい作品だ。古典以外の作品だが、これはもうまちまち。出版社や著者の方針なのだろう。ほとんど電子化されている人、ほとんどない人、値段もバラバラ。それにしても、このkindleストアは危険だ。危険すぎる。

  簡単に本が買えすぎる

しかも場所を取らないので、クローゼットを開けるたびに「あ〜、読んでない本がずいぶんたまったなあ」という罪悪感がない。
使用感はなかなかいい。とくに文庫本さえ持てないような満員電車の中で片手で読書ができる。ただ残念なのが日本の縦書き書籍。画面の右を押すと前のページ、左を押すと後ろのページになるので、右手で持ったときはページをめくりにくい。もしかすると変更できるのかもしれないけど。
電子書籍だが、読んだ本は捨ててしまう私でも、手元に置いてところどころを読み直している本がある。「風が強く吹いている」(三浦しをん)と「アイの物語」(山本弘)。風はさっそく購入して本は捨てた。何度呼んでも泣けるわあ。アイは残念ながらまだ電子化されてなかった。ほかにはあまりの厚さに持ち歩きたくないので買ってない本なんかもぜひ電子化して欲しい。「模倣犯」とかね。なにしろ買ったばかりなので、また気がついたことがあったら書くよ