夏休み映画まつり「HERO」

はじめにお断わりしておく。映画.comのレビューを読むとみんなほめている。キムタクがかっこよかったとか、松たか子が出てきたのがいいとか。きっとそうなんだと思う。たぶん、このドラマの第1シーズンから見ていた人は高評価なんだと思う。だから、そういう人は安心して観に行って欲しい。この後の私のレポなんか読まずに...




(第1シーズンを見ていない私の感想)
第2シーズンのテレビドラマを85点とすると、映画は私としては65点。テレビの第1シーズンはどうだったか知らないが、第2シーズンが良かったのはキムタクは主役ではあるが一歩引いて、ほかの芸達者な検事と事務官たちが面白かった。映画は最初の1時間近くはキムタクの独壇場。その事務官である北川景子の出番も当然ながら多いのだが、このパートがいまいち面白くない。それを過ぎるとテレビドラマのノリで楽しい。だが楽しい時間は30分くらいしか続かず、ラストの1時間近くはキムタクと松たか子の独壇場。ここが私とすると微妙。つまり、テレビドラマを踏襲しようとしている部分と、映画なんだからこのくらいのことをしなくっちゃという部分、これが噛み合ってないように思う。芸能ニュースでキムタクサイドの意向で大幅に脚本が書き換えられて出番が多くなり撮影も1ヶ月延びたと書いてあった。それがこのあたりなんだろうな。
ラストで、あるよのマスターの店で北川景子松たか子が二人で会話をするシーンがあって、北川景子のファンとすると「北川景子もここまで来たか」感があって感動。そこだけでも観に行く価値があるのでファンの人は映画館に行こう。ぜひ感想を聞かせて欲しい。