被害者にもなりたくない

そんなのあたりまえだ。さらに加害者になるよりはまだ被害者の方がいいのだが、被害者にも絶対になりたくない。だって加害者のプライバシーは守られるのに被害者はパブ全開*1だろ。この本が出版されて、マスコミは被害者に家族の意見を求めに行くよね。

  記者「どう思いますか?」

  家族「・・・・・」

  記者「許せませんか?」

  家族「取材に来たおまえをな」

私なら記者を殴る。金のためじゃないって? 懺悔をしたいなら出版社ではなく教会に行け。出家をしろ。仮に印税を全額、遺族に差し上げますと言っていたとしても、遺族は「金なんかいらないからそっとしておいてくれ。二度と自分たちの名前を出すな」と思うのではないだろうか。私自身は死刑賛成論者である。被害者やその家族に対して、自分の死をもって償わなければ償いきれない罪がある。未成年でもだ。死んだ後に神の裁きが待っているという宗教観の国と日本を同じ物差しで計ってはいけない。だが、どこにでも変な人はいる。変な人でも金は欲しい。その変な人の手記を出版するかどうかは出版社の判断に委ねられている。本が出版された段階で、すべての責は手記を書いた本人から出版社に移っていると思う。
ところでどこかの週刊誌が「この本の作者が当時の加害者本人かどうかはわかりません。当社は別人だと思っています。ちなみに作者はこの人です」と実名と顔写真を明かしたらどうなるのだろう。当然、そのリスクは承知の上で出版したんだよね

*1:AV用語。親・親戚・友人に知られてもかまわないので全パブリシティに顔写真やプロフィールを出しても良いこと