フォース・カインド

怖かったよ〜この映画。いや、私は怖い映画に慣れてないわけじゃないんだよ。むしろ大好きだよ。「ハロウィン」から始まって「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」「死霊のいけにえ」「死霊のはらわた」「遊星からの物体X」とかぜんぶ見たよ。あと「サスペリア」とかのイタリア系もほとんど見たよ。日本製の「リング」呪怨」なんかも見たよ。だけどホラー映画って意外と後を引かないんだよ。最初の30分くらいは怖いけど、慣れてくるとどうってことない。アメリカ製のやりすぎ感のあるスプラッタムービーなんかは逆に笑える。だけどこの「フォース・カインド」は怖かったよ。夜に布団に入ってうなされたよ。いままでいちばん怖かったのは「CURE」だったけど*1、この映画も怖い。
ただ、ネットで感想を調べてみると私ほど怖がってる人がいない。あれ...「CURE」と「フォース・カインド」に共通してるのが、これっていったいなんだったのか7割くらいしかわからなくて、残りの3割くらいは観客の想像に任せている点だね。きっと私はこの手の話に弱いんだ。「リング」なんかもいったい何が起こっているのかわからない前半は怖かったけど、これが貞子のしわざだとわかってしまうとあとは怪物映画なんだよね。その正体を出さない、この映画だったら○○○を最後まで出さないことでホラーであり続けることができる。最後の方で○○○が出てきてくれたらどんなに楽だったことか。もう、書いてるだけで背中がぞくぞくしてきたから、あとは映画館で見てよ。