11月に読んだ本

11月は在庫消化月間。買ったまま読んでなかった本を消化するのだ。小説と小説以外を交互に読むという「スパイラル読書法」で7冊を消化したぞ。このまま行けば年内にはクローゼットの棚に積まれた本がだいぶ減るのではないかと期待したが、やべえ古本屋を見つけてしまったよ。1階が中古のゲームで、2階が中古のDVDと音楽CD。その一角に古本のコーナーがあって、こういう店にはろくな物が置いてないんだけど、伊坂幸太郎奥田英朗本多孝好の新刊が置いてあんじゃん。これに文庫本を足して4冊、BOOKOFFなら3,000円でお釣りがほとんど来ないのに、この店で買ったらなんと1,999円! やべえよ、やべえよ、持ちきれないから4冊にしたけど、まだまだあるよ

時代病 (That’s Japan Special)

時代病 (That’s Japan Special)

吉本隆明精神科医の対談集。内容は忘れちゃった。表題は「うまく説明できないけどなんかイヤだ」という気分が蔓延しているという意味じゃなかったっけ。


龍神の雨

龍神の雨

ああ、これも内容を思い出せない。なんか兄弟が出てきて雨が降っていたような。


「見る」と「書く」との出会い―フィールド観察学入門

「見る」と「書く」との出会い―フィールド観察学入門

この本を買ったときの心境がまったく理解できないよ。古本屋のワゴンセールじゃなくて新刊だったんだよ。3,000円くらいしたんだよ。読んでいるうちに思い出すだろうと思ったんだけどダメだった。「金返せ〜」と著者にではなく、過去の自分に言ってみる。


家守 (光文社文庫)

家守 (光文社文庫)

この作家の短編集を読むのは初めてだけど、いやはやなかなかの出来。意表をつく結末、後味の悪さはむしろ短編で発揮される。


狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論

狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論

著者が何冊か書いている教育論。今月1冊目のと読み比べると、吉本さんはご自分の立場なり発言の影響力を自覚なさっているので簡単には結論を出さない。それに比べると内田さんは仏文学者という立場でのエッセイなのでもう言いたい放題。


流星の絆

流星の絆

これはこの前にテレビドラマ化されたね。幼いころに両親を殺された男2人と女1人の兄弟。いまは結婚詐欺で生計を立てている。迷宮入りになっている両親殺害、やっと見つけた犯人に復讐するため詐欺のテクニックを駆使して立ち向かう。ドラマではこの女の子を戸田襟香がやったけどミスキャストだよ。彼らの詐欺がつぎつぎと成功するのはこの妹が美人だからなんだ。この役は華子様だろう。でも演技力が。あ、そうか*1


14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

これは面白かったぞ。この人も言いたい放題の人だからな。会社が個人の幸せを保証してくれないなら有名な学校に入って有名な会社に入るのなど無意味。幸せな人たちの例として30歳過ぎになってアイドルの追っかけをしている人を上げている。聞いてみると地方公務員が多いと*2。情報の収集に時間をかけるには残業が無い方が良い。イベントに参加するには休日出勤が無い方が良い。学生のときから延々とアイドルの追っかけをしているこの人たちにとって、ベストの職業の選択は地方公務員だったと。地方公務員の人、私の意見じゃないからね。宮台さんが言ってるんだからね。まずは自分の幸福を考えて、それを実現するために必要な賃金と時間を考えて職業の選択をしなさいと。でも14歳でそれを悟っちゃったらダメだろう。

*1:納得するなよ

*2:ホントか?