検証・これが実写版の台本だ!−act23(その6)

おいしいところから食べていくので回を重ねるごとに尻つぼみになる台本検証。もう6回目になるとガリしか残っていない。きょうは台本上の衛のマンションを検証したい。まずは放送の方。

  一緒に部屋に入る衛と陽菜。奥の部屋からピアノの音が聞こえる。

  陽菜「やだ、誰かいるの?」

  衛「ちょっとここで待ってろ」。

  玄関に陽菜を待たせて、廊下を歩き奥の部屋に行く衛

ここが台本はこうなっている。

  聞こえてくるピアノの音に立ち止まる衛と陽菜。

  陽菜「やだ、誰かいるの?」

  衛「ちょっとここで待ってろ」。

  中に入った衛が部屋のドアを開ける。

これだけでは違いがわからないかもしれない。そこで右の台本だ。

  慌てて棚に足をぶつけつつも陽菜を止める衛。

つまり、台本では衛が住んでいる部屋はあれほどでかいマンションではないわけだ。放送では入り口のドアを開けて中に入り、玄関に陽菜を待たせて衛が廊下を進んでいく。台本ではおそらく玄関の向こうにすぐにドアがあり、そこがゾイサイトがピアノを弾いている部屋。放送のように中に入ってきた陽菜と廊下でぶつかることはない。そもそも玄関に入ってきたらアウトなのだ。陽菜はおそらく入り口のドアの外で待っている。あと、外から帰ってきたばかりなのに「外でコーヒーでも飲もう」はいかにしても不自然な衛だが、「いいけど」と言う陽菜も疑わなすぎだ。台本ではそこにワンクッションあるわけだ。
放送では私が住んでいる賃貸マンションより広いところで一人暮らしをしていた衛。いかにも陽菜の親父に援助をしてもらっている様子だったが、台本ではもう少し狭いところに住んでいた衛。だったらどうだと言われると困るが、6回目なんてこんなもんだ*1

*1:開き直ったか