検証・これが実写版の台本だ!−act42(その4)

大ネタは最初の3回で終わってしまったので残りは小ネタだ。今日から数日は特に。
クラウンでの会話。「わたしが止められなかったから」といううさぎに対してまことのセリフ。それをレイが遮る。放送ではact41の回想シーンになり、倒れるなる、そのまま病院のシーンに移る。台本はこうだ。放送では最後の3行がカットされている。「それはわかっているけどさ」というまことをレイがにらむ。にらまなくてもいいでしょ。険悪になった空気を感じて亜美のセリフ。放送では亜美と大阪なるのからみがことごとくカットされているのだ。act41では携帯電話の番号の交換シーンがカットされ、act46ではなるの病室を見舞う亜美がカットされ、act42ではなるを気づかう亜美のセリフがカットされている。たしかに40話台では亜美は完全な脇役なのでカットするなら亜美だ。
だが、以前にも書いたように最終回でなるが亜美を見て微笑むシーンを見て視聴者は「ああ、ここは別世界なんだ」と気づくので、この一連のカットはそれなりに成功しているのだ。だが、亜美となるはわざわざ地球をリセットしなくても十分に仲がいい。
(つづく)