間宮兄弟−ハリウッド女優北川景子が果たした役割−(後編)

結局、なにが言いたいかというと

     1.チョイ役のように見えて実は物語をまとめる重要な役どころである

     2.エキセントリックな役にハリウッド演技がうまくハマっていた

弟の携帯の着メロを作るのがラストの伏線になっているとは思わなかったぞ。この映画によって北川景子が映画関係者の注目を浴びるのか、この程度の役者なら掃いて捨てるほどいるのかはわからない。だが作品自体のクオリティの高さで、かなり得をしたのは事実だ。年末の映画賞の新人賞を取ってくれないかな。
もう一つ、うれしかったことを書いておく。この映画で北川景子が、武内直子に「レイちゃんは永遠に君のもの」とまで言わせたハマリ役の火野レイとは正反対のキャラクターを与えられ、それを演じきったことである。このストライクゾーンの広さは彼女の強力な武器になる。不思議なのが、私が動く北川景子を見たのは火野レイ以来であるにもかかわらず、間宮兄弟北川景子にまったく違和感がないことである。なぜだ。そう、この二つの北川景子をつないでいるのが彼女のブログである。夕美以上に北川景子はエキセントリックであることをブログを通じて我々は知っているのである。このキャラクターは今後の彼女の強力な武器にもなるが、常に暴発・自爆の危険をはらんでいるのを付け加えておこう。
明日からセーラームーンネタの新シリーズです。*1

*1:このネタのためにまた出費をしました(泣)