私だけが選ぶ名場面ベスト10+1−act12−

ここからは実写版セーラームーンのお話です。上村愛子のキーワードで来た人はどうぞ次のブログに行ってください。act12で愛野美奈子月野うさぎと別れてセーラーVに変身するまでの前半部分、愛野美奈子の心の動きがわかりにくい点が演出上のミスであると以前に書いた*1。ま、それはこの監督なのでしかたない。妖魔の腕*2で月火水が縄跳びなど場違いなギャグもこの監督だからしかたない。3人のピンチにセーラーVが出てきて、いよいよセーラーヴィーナスの登場である。番組開始から12週目。待ってたぞ、って変身バンクは無しか。光とともに現われたセーラーヴィーナス。つづいてまるで爬虫類のようなCG版アルテミ〜スが現われる。act12の名場面はここだ。

     アルテミ〜ス「待て!近寄るな!

     月の王国シルバーミレニアムのプリンセスにして幻の銀水晶の継承者−セーラーヴィーナス様だぞ!」

時代劇かよ。ヴィーナスが腰に手を当てる次のシーンを別の角度から3連発も時代劇だ。ベタだ、ベタベタだ。この程度の映像表現しか思いつかないのもこの監督だからしかたない。だが影武者、すなわち偽プリンセスに徹底してこだわっているのが実にいい。そうか、実写版はこのネタを引っ張るのね。ワクワクしたシーンである。妖魔が襲ってくる次の場面、小松彩夏の動きがひどく堅いが、この話の流れではかえって剣術の達人のようで良かった。じっと構えて、相手が間合いに入ったら一瞬で叩き切る。達人はむやみに動かないのだ。
最後のシーン、ヴィーナスがセーラー戦士と猫ルナに向かって微笑みかける。この表情をこの角度から見ると小松彩夏山口もえに似ている。ぜひビデオ、DVDで確認して欲しい*3

*1:http://d.hatena.ne.jp/M14/20050128

*2:これを腕と書かずに触○=ショクシュと書くと触○マニアの人たちのアクセスが増える

*3:私だけ?