検証・これが実写版の台本だ!−act8(その1)

競り落としたよ。といっても、入札しただけですっかり忘れていて、ちっとも競ってないんだけど。オークションのことをすっかり忘れていたのだけど、実は最初から今回は力が入ってなかった。act1からact10までが出たのだが、このあたりは伏線の回収やややこしい設定がないので、台本を見て初めてわかる事実はほとんどないだろうと。それでもLeo16さんが期待をしてくださっているが*1、最初にお断わりを入れておく。

  なにも抜いてなく、なにも足してない

昔のウィスキーのCMみたいだが、現にそうなのだからしかたない。今回は、放送と台本の違いを探すと言うより、act8の名シーンの数々が活字ではどのように表現されているかを見て楽しむことにしよう。
その中でもいちばんの違いがきょう紹介するシーン。Leo16さんのここに*2予告編が書いてあったりして。このシーン、実は放送当時に2○ゃんで話題になった。北川景子の口は「ファイアーソール」と言っていると。いま見直してみたがこの事実を知った後でも判別不能。きっと40インチのテレビで見ている人なのだろう。アニメを知らない人に解説をしておくと、アニメでのセーラーマーズの最初の技が「ファイアーソール」*3。あと変身前の火野レイがお札を飛ばして妖魔の動きを止めるのが「悪霊退散」。実写版ではact3で1回だけ出てきたね。あれを見たとき「おお、火野レイだ、悪霊退散だ」と小躍りしたがあれ1回だけだった。第2シーズンでバージョンアップしたセーラーマーズが使う技が「バーニングマンダラ」。これはact48で出てきた。アニメの技バンクもちょうどああいう感じだ。あっさりメタリア衛に跳ね返されたけど。
ところが実写版の技は「妖魔退散」と変身後に使う「悪霊退散」。この「妖魔退散」はいただけなかった。なにしろ語呂が悪い。技の名前を間延びして叫ぶ場合は「4・3」だろう。

  ファイアア・ソオル!

  シュープリーム・サンダー!

  ペガサス・りゅうせいけン!

  ライダア・キイック!

4文字・3文字という意味でなくどのように発音するかである。ところが妖魔退散は

  よおまあ・たいさン!

たった8文字に母音が3文字も入るのがいけない。とくに最初の4文字には母音が2個。これがライダアなら締まる音である「イ」が入るのでまだなんとかなるが「オ」と「ア」はいかん。

  「お」だけ・・・養豚・養鶏!

  「あ」だけ・・・安座間・豆乳!(さらに「ザ」が音を締めている)

ならなんとかなる。だが、「お」と「あ」が入ると

  ような・気がする!

  網羅・完全!

と技として気が抜ける*4
(つづく)

*1:http://d.hatena.ne.jp/Leo16/20080422

*2:http://d.hatena.ne.jp/Leo16/20080509

*3:台本はファイヤーになってる。どっちでもいいけど

*4:さっきから気が抜けっぱなしなんですけど