新大阪駅の新幹線の改札の中にある小さな本屋に行ってぶったまげた。たとえばコミック専門店で
・ドラゴ○ボール
・こちら亀○公園前派出所
・ゴルゴ13
・おそ松くん
のように棚割がされているならわかる*1。ところがここは
・新書
・文芸・教育
・地図・ガイド コミック
に並んで「ゴルゴ13」がある。つまり書籍の大分類の項目にゴルゴ13があるのだ。文芸と教育、地図・ガイドとコミックを一緒の棚にせざるを得ないほどスペースが無い駅の中の本屋にもかかわらず、ゴルゴ13だけに一棚を割り当てているのだ。しかも、ここだけ「当店好評発売中！」とかポップがいろいろ貼ってある。ゴルゴ13の顔のアップなどは隣の「文芸・教育」にはみ出してる。この店がフューチャーしている本は「ダヴィン○・コード」や「ハリー・○ッター」よりゴルゴ13なのだ。
たしかにゴルゴ13を読めば世界情勢、現代史、先端技術の動向、貿易問題、人口問題、国境問題、食糧問題がわかる。さらに資本主義の神髄やビジネスマンの心得まで、要するに人生に必要なことはすべてゴルゴ13に書いてあるのだ。その点では書籍の分類における第1レイヤーを飾るのに相応しい書物であるには違いない。だが私のほかにそう思う人が新大阪駅の乗降客に何人いるかは定かでない。閉店間際だったためレジのおばさんに詳しい話を聞けなかったのが残念だ*2。
ついでなので、さいとうプロの公式サイト*3を見てみた。取引銀行はりそな銀行と三井住友銀行だそうである*4。
