眼晴像寶石般閃耀(その2)

次は面白い。

     衝!衝!去把他們■*1走ロ巴(ガンガン蹴散らしてこう)

     充満敵人的正午(ライバルだらけの真昼)

「ガンガン」は「衝!衝!」ね。そもそもガンガンって日常会話でそれほど使わない。若い人は使うのかな。でも作詞をしたのが若い人ではないからな。私が使うのは「頭がガンガン痛い」だけだ。その場面を考えると「衝!衝!」では脳みそがくずれそうだが、中国語ではこう言うのだろう。「衝!衝!」のうしろは無理。わからない漢字がここまで混ざるとお手上げ。「蹴」も「散」も入ってないし。次の文はなんとなくわかる。ライバル=敵人、だらけ=充満、真昼=正午。全部がこうだったらいいのだが。

     從笑容、從嘴唇(笑顔より唇より)

     愛的死光就是我的絶招(アイビームが決め技)

「從」が「より」だろうな。唇は「嘴唇」。最初の字はクチバシ。そうか、わかってしまったぞ。でも書いていいのか俺。つまり「唇」はクチビルではなくて、

     2枚の肉が合わさっている部分

だ。で、口についている「唇」が「嘴唇」、つまりクチビルね。最初の字が別のものになれば身体の別の器官の名称になるわけだ。別の器官ってどこか、よい子のお友達は先生かお母さんに聞いてね。
次の文も面白い。「ビーム」が「死光」*2。「死光」って殺人光線のことか。つまり「愛的死光」は

     ラブリーな殺人光線

となる。いくらラブリーでも殺人光線は浴びたくない。ここは「目線」に当たる中国語でいいと思うぞ。「決め技」が「絶招」だと思うのだが、日本語と違いすぎる。そりゃそうだ。中国語だもん。
(つづく)

*1:字が出ない。足+易

*2:または「死光就」。どこで文が切れるのかわからない