冬の映画まつり「はたらく細胞」「正体」

映画館に行くのはひさしぶり。

   

擬人化コメディが好き。白血球とか血小板は想像が付くが、赤血球は

   

細胞に酸素を運ぶ宅配業者。たしかにそうだ。この映画、チョイ役まで中堅の俳優で固めているけっこう豪華な作り。山本耕史仲里依紗松本若菜の3人はノリノリでなにやってんだよ。でもコメディは真面目にふざけるのが大事。クライマックスが大事件すぎて、あのシリアスすぎる展開はどうなんだろうな。肝細胞役の深田恭子、動く彼女を見たのは数年ぶりだが綺麗だった。

   

もう今年の主演男優賞は横浜流星助演女優賞吉岡里帆助演男優賞山田孝之でいいだろう。ただこの3人が見事に演じ切ったというより、この役をこの3人にした配役が見事。吉岡里帆はおっぱいだけではないと「見えない目撃者」につづいて再度証明した*1。ストーリー自体はかなり無理がある。あれで犯人にされて死刑を宣告されたら昨日のドンファン事件の比ではない。そこには目をつぶって、全体の話の進め方と構成、映画らしいダイナミックな映像は、邦画がまだまだ頑張れるのを示した。

*1:もうずっと前からおっぱいは封印しているが