冬のビデオまつり「ヘルレイザー4」「死にぞこないの青」

今回はどんよりする映画ばかり見てしまったよ。

ヘルレイザー4(字幕版)

ヘルレイザー4(字幕版)

  • ブルース・ラムゼイ
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ヘルレイザー
【1,700円】これ、4作目があったんだ。時は22世紀、宇宙ステーションが舞台。ここを設計した技師がステーションを乗っ取り乗員を帰還させる。奪還のための軍隊が突入したとき、彼は気密室内のマジックハンドで金色の箱(過去のシリーズを見てないとわからない)を開けるところだった...ここから彼の先祖が18世紀に箱を作った物語、20世紀に箱を発見した物語、そして現在(22世紀)と壮大な話になっている。ヘルレイザーのおどろおどろしい雰囲気は少ないが、どうやって悪魔をやっつけるかが大がかりすぎて笑う。

死にぞこないの青
【1,500円】乙一の原作、2007年の作品。いじめられっこで、なぜか先生にもいじめられている主人公。城田優演じるこのサイコな先生が気持ち悪くて最高。主人公の前に、彼だけに見える青い女の子の幽霊が現われる。はじめはただ出現するだけだったが、いじめっこにやられているときに「戦え!」と命令しいじめっこを返り討ちにする。先生にいじめられているときは「負けるな、にらみ返せ!」。そして先生と命をかけた決戦をすることになる...幽霊役は谷村美月。最後に出てくる人間形態より幽霊形態のが可愛いのはなぜだ?

1303号室
【1,000円】U-NEXTにはあってAmazonにはない作品。「アパートメント1303号」という外国映画を見たことがあるが、こっちが本家であっちはリメイクみたい。「Jホラー」って言葉があったころのホラー映画。だがいかにも話の運び方が雑すぎる。また、ラストをバッドエンドにする意味ってあるか?

南極のスコット
【1,200円】これもU-NEXT。なんと私が生まれる前の1948年の作品。南極点到達の第一号をノルウェーアムンゼンと争った、イギリスのスコットの物語。実話が面白い話なので一定の満足度はある。ただ、この映画だけを見るとなぜ遭難したのかがわからないので、そもそもが無謀な挑戦だったということになってしまう。この話はスコットより先に南極点に到着し無事に帰還したアムンゼンとの対比で描かないとわからないのだろうな。かといってアムンゼンを主人公にしてスコットを描いたらかわいそうすぎるので難しいところだ。