秋のビデオまつり「祝宴!シェフ」「台風家族」

陽気だけなら晩秋って感じだけど、冷房がいらなくなってからまだ1か月くらいなんだよね。

祝宴!シェフ(吹替版)

祝宴!シェフ(吹替版)

  • リン・メイシウ
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祝宴!シェフ
【1,500円】台湾の映画。てっきり私が好きな「立身出世お仕事物語」だと思ったら、そういう面も無くはないがドタバタコメディ映画だったよ。お仕事物語というには料理はド素人の主人公の前に都合良く彼女を助ける人が現われる。主人公は若槻千夏里田まいを足してもっと上品にした感じの人。2時間半近い映画だったがいちいちやり過ぎな演出と演技。これは昭和だ、昭和のコメディ映画だ。最後はサービス過剰なエンドロール。友情出演したのにカットされて本編に出てない俳優のシーン(ひどすぎる)。出演者でダンス、出演者で合唱。文化祭か!

アンチャーテッド
【1,600円】飛行機から落ちるド派手な予告編を見た人はいると思うが、盛大なアクションシーンは少なめで宝探しがテーマ。主演はスパイダーマンの人。誰が味方で誰が裏切るか最後までわからないのがミソ。同じころ公開された「ロストシティ」よりこっちのが面白い。

微笑む人
【1,500円】映画ではなく2時間ドラマ。真面目で成績も優秀な銀行員が妻と子を殺害すして逮捕される。動機は「本を置く場所が欲しかったから」。幼稚園の行事で彼と会ったことがある記者の主人公はそんな動機で家族を殺す人とは思えず真相を探る...原作は貫井徳郎、性格異常者をやらせたら若手No.1の松坂桃李。ラストはもやもやするので、こういう結末が嫌いな人は見ない方がいい。

ブルーベルベット
【1,300円】Amazonには無い。最近、U-NEXTに古めの映画が大量に投入され本作もその一つ。宣伝文句が「強烈なエロスとバイオレンス、非日常を思わせる鮮烈な映像で世界を驚かせ魅了する鬼才デイヴィッド・リンチ」。「マルホランド・ドライブ」みたいに最後のどんでん返しがあるのかと思って見ていたら素直なストーリー展開でふつうにハッピーエンド。エロスとバイオレンスもどうってことなくて、なんかなー

台風家族
【1,900円】草薙剛の主演映画。銀行強盗をしたのちに妻を連れて行方不明になった父親。犯罪の時効が成立し、行方不明が7年を超えたこともあり、兄弟で葬式を出し遺産分けをする。だが4人の兄弟がみんなクズ。とくに長男のクズっぷりがあっぱれ。「葛城事件」みたいにクズを見る映画かと思ったら、15分に1回くらい、新たな登場人物や新たな事実が判明し物語がツイストする。Amazonのレビューを見たら高評価と低評価が極端だが、私は面白かった。レビューに5段階の1を付ける奴。それほどダメな映画なら途中で見るのをやめるだろ。どんだけ暇人なんだよ。