シャブ漬け戦略

すごいなこれ。

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問題の発言は、早稲田大学の社会人向けのマーケティング講座(計29回、受講料38万5000円)の初回授業で飛び出したとみられる。受講生のSNS投稿によれば、取締役は自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも話していたという

計29回、受講料38万円の講座なら、そんなにわかりやすい表現にしなくても理解できると思うよ。それにしてもたったこれだけの文字数の文章の中に「生娘」、「シャブ漬け」、「田舎から出てきた右も左もわからない」、「男に高い飯を奢って」の4つのNGワードで満貫。さすが吉野家、無駄がない!

以前にドコモショップで、店員が書いたメモが客に渡す書類に紛れ込んでいて、その表現が「客をなんだと思っているのだ!」と問題になったことがあった。その後、私が勤めていた会社でも万一社外に出ても問題にならないように社内の用語を変えるようにと説明会があった。「戦略本部」が主催の説明会で、一覧表が渡された。それがすげえセンスのない言い換えで、いままで3文字だったのが15文字くらいになってこんなの定着しねえよと。最後に何か質問はありませんかとあったので私が手をあげた。すでに定年を過ぎて再雇用になっていたので私は出世とか、賃上げとかには無縁なわけよ。そういうロートルの役目は2つだと思っている。

1.みんなが言いにくいことを代わりに言ってあげる

2.昇進した人を心から祝福してあげる

1はわかるよね。その場でクビになるようなこと以外ならもう恐れることはないので若い人の代わりに言ってあげよう。2は、友人や直属の部下ならともかく、やっぱ「くやしい」とか「なんであいつが」という気持ちがあるでしょ。でも自分が出世とは無縁なら素直な気持ちで祝ってあげられるはず。話を戻して、私が戦略本部の人に質問というかお願いをしたのだよ。

営業代表の私「営業で新たに用語を作ることは少なくて、ほとんどは上流工程で使われていた用語を転用しています。
       なので、まずは上流工程が適切な用語を使うように指導してください」
戦略本部の彼「たしかにそうですね。あなたの上流工程はどの部署になりますか?」
営業代表の私「戦略本部です」
戦略本部の彼「・・・・・」

次回からその会議に呼ばれなくなったのは言うまでもない。