今日から18才で成人だと

といっても、酒・タバコ・ギャンブルは引き続き20才からだそうだ。結婚はもともと男性18才・女性16才からだし、普通免許も選挙も18才からになっている。では今日から変わるものってなんだ? 政府の広報があった。

www.gov-online.go.jp

イラストが「いらすとや」ではない! この前、台湾のニュースを見たら「いらすとや」のイラストでびっくりしたよ。「いらすとや」がどこまで世界進出をしているか、小中学生の自由研究に良い題材だ。この政府広報を見るとこういうことらしい。

18才になったらできること
1)親の同意が無くても契約できる
2)10年間有効のパスポートが取得できる
3)公認会計士司法書士、医師免許・薬剤師免許の国家資格を取る
4)結婚(女性は従来の16才から18才に引き上げ)
5)性同一性障害の人が性別取扱の変更審判を受けられる

20才にならないとできないこと
1)飲酒・喫煙・ギャンブル(競馬、競輪、競艇の投票券を買う)
2)養子を迎える
3)大型・中型の自動車免許

番号は私がこの記事のために項目を適時まとめた上で付けたものなので注意されよ。実際のところ大きな変化ではないように思うが、できることの1番-契約は携帯ショップとかでは大きな変更だろうな。もっとも大きなインパクトはAV業界らしいが、AVへの出演契約は20才のままにせよと人権団体が騒いでいるらしい。自分の将来について18才で正しい判断ができない人はその2年後でもできないのではないか。あと対象者がどのくらいいるかわからないが女性の結婚年齢が男性と同じ18才に引き上げられた。「おさな妻」は高校何年生だっけ?

こっちは問題ないか。

では成人式は何才でやるのか? 政府の見解は

成人式の時期や在り方に関しては、法律による決まりはありません。各自治体の判断で成人式は実施されており、多くの自治体では、1月の「成人の日」前後に開催し、その年度に20歳になる方を対象にしています。
成年年齢が18歳に引き下げられた後、対象は18歳の方に変わるのか、変わった場合は高校3年生の1月という受験シーズンに実施していくのか、施行後初となる2022年度(2023年1月)の成人式は、18歳、19歳、20歳の3世代同時に実施するのかといった課題があると指摘されています

そもそも成人式は自治体の判断に任されているとのこと。いまは知らないが、私のころは生年でやるか学年でやるか(1~3月生まれを前年に組み入れるかどうか)まちまちで成人式が2回あった人もいたと聞いたことがある。これについてこんな記事があった。

www.buzzfeed.com

北海道の別海町は3年かけて18才に移行するそうだ。理由が

18歳の式の開催は、受験や就職活動などを避け、成人の日から3月の「春分の日」に移行するといいいます。同町生涯学習課の担当者は取材に対し、「18歳になると町を出る人が多い土地柄でもあるため、社会に出る前に仲間たちと顔を合わせるという機会として定着していけばいいと思っています」と今後への期待を語りました

なるほどな、成人式は旅立ちの儀式、出陣式だ。別海町ってただの町だろうと侮ってはいかんぞ。

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面積は東京23区の2倍、香川県よりちょっと小さいくらいだ。上の地図の色を塗ってあるところが東京23区の2倍って、北海道は空間が歪んでいるとしか思えないほどスケール感がつかめないんだよね。人口はわずか15,000人だが、牛は10万頭もいるぞ。

betsukai.jp