桜は咲いたかビデオまつり「ドライブ・マイ・カー」「ドント・ブリーズ2」

ついに見たぜ。

【1,900円】 なにしろ3時間だから気力体力が充実してないと絶対に寝る。今日しかない!という日があって視聴。事前に想像できるようにビッグイベントは起こらない。爆発もしないしギャングも幽霊も出ない。舞台俳優の主人公、劇作家の妻の急死から立ち直れず演出家に転じる。広島で行なわれる劇の監督をすることになり愛車で広島に向かう。会場と宿の1時間くらいの移動に愛車を使うが、過去に出演者が交通事故を起こしたことがあり、運営側が専属のドライバーを用意する。妻との思い出がある愛車をほかの人が運転することを良く思わない主人公だったが...舞台稽古、それも台本の読み合わせが連日続くのだが、その中で小さな出来事がいろいろあったり、運転は上手だが恐ろしく無愛想なドライバーの過去が少しずつ明らかになったりで3時間の長丁場を最後まで飽きずに見られた。同じく海外で賞を獲った「万引き家族」には少しも感動しなかった私だが、こちらは映画として良くできている。なにか出来事があると、それに対する主人公やドライバーの心境を観客は想像するでしょ。それには多少の時間が必要なわけよ。その情報整理の時間が、寡黙なドライバーと主人公が乗る自動車が走るシーンで観客に与えられる。主人公が再生するためのピースが集まり、ポスターに一緒に映っている岡田将生(出演する俳優)と三浦透子(ドライバー)の物語上の役割が明らかになったとき映画はクライマックスに向けて走り出す。そしてある理由で主人公自身が演じることになった劇が主人公のリアルと一致してラストになる。うーん、これは劇場で見たかったぞい。でも3時間だからな。尿瓶を用意してくれよ。

【1,700円】 500円払って見た3日後に会員無料がリリースされるってひどくないか? しかもこちらは4K版だってよ。まあでもお金を払う価値は十分にあったのでいいや。ナーメテーターの盲目の老人。前作ではヤベえ奴だったが、本作では誘拐された娘を奪還する話らしい。ということはこの娘って前作のアレで生まれた子?と思ったらそうではないのは冒頭のシーンでわかる。それを書いちゃったらネタバレか。前作はコソ泥が相手だったが、本作はギャングが相手なのでジジイも圧倒的に不利で満身創痍。ラストはそうなるかあ。でもそれが彼にとっての救済だもんな。

【500円】 1977年の映画。テレビで予告編を見たのか雑誌で見たのか、タイトルはなんとなく知ってたんだよね。キャンピングカーで旅行中の一家が荒野で立ち往生する。そこには人をつかまえて食っちゃうヤベえ家族がいた...さすがに古い。あと男性陣が役立たずすぎてイライラする。頑張ったのは女性と犬。