ベンツ

これが面白かった。


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プロモデルを買いに行くノリでベンツを買う中川翔子。ただ、けっして大儲けしたYouTuberが金の使い道に困って買うのではなく、本人もビビりながら買っているので好感が持てる。中川翔子YouTubeって、画面のこっち側にマネージャーと動画の撮影スタッフがいるのだが、彼らが彼女の太鼓持ちではなく、中川翔子をいじって彼女の面白さを引き出しているのが良い。この動画を見てて思ったことが3つある。

ベンツはワシでも買える

Aクラスだと600万円だって。いまの車より400万円も高いのでそこに価値を見いだせるかと自分に問いかけて「ノー、まったくノー」なので軽自動車に乗っているわけだが、いまの車の3台分でベンツを買えるならけっして無理な買い物ではない。意外と身近だったベンツ、が最初の感想。ただ軽自動車に慣れてしまうと、もうヴィッツでも車庫入れできるか自信がないので買うことはない。軽自動車の鬼のような回転性能は麻薬だよ。若者は軽自動車に乗ってはいけない。

「日本人は貧しくなったから車が買えない」は本当か?

最近、日本は貧しくなったとやたら目にする。他国に比べて賃金が上がってないとか生産性が低いとか。でも私が20代のころって、テレビがなくても、こたつがなくても、みんなローンで車を買ってたよ。工場の作業着で運転するRX-7、上下ジャージでドライブするフェアレディZ。あのころの若者をタイムマシンで令和に連れてきて「通信費が毎月1万円オーバー」って聞かせたら「バカじゃねえの?」と言われそう。あと国別の平均賃金で何位だとか韓国より下だとかも、産業構造や人口構成が違う国を比べても無意味。たとえば「製造業の一般工の平均月額賃金」だと*1

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横浜が世界第3位となるから、私みたいな「就労意欲のない無職」は除いて、さらに産業別で比べないと

自動車を買わなくなったのは若者の問題か?

前回の記事で「JTの逆襲」と書いた。これ以上、喫煙者が減らないように、また喫煙者の喫煙機会を減らさないようにJTが喫煙場所を作っているわけだ。では自動車メーカーは若者が自動車を買うような努力をしたのだろうか。さすがに道路の拡幅工事をするのはトヨタの力でも無理だが、空いている駐車場がリアルタイムでわかるようにすることなど現在のIoTの技術を使えば難しくない。自動車メーカーだけでは無理だが、どこかと協業で駅前の商店街を縦に積み上げて立体駐車場付きの集合店舗にするとか。嘆くだけだったり、自民党が悪いって結論だけだとそこで止まってしまうから、まだまだやれることはあると思うんだよね。