冬のビデオまつり テレビ編

今回は映画ではなくてテレビ番組。存在は知ってたが毎週見る根性がなくてAmazonプライムで無料になった番組。

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孤独のグルメ」の行楽版・女性版。一人で行くのは躊躇する場所の探訪ルポ。一人で行くのでセリフはすべてモノローグ。焼肉、寿司、サウナ、このあたりは男性なら一人で行った人も多いはず。動物園、水族館、プラネタリウム、遊園地、ボーリング、バーベキュー、これはハードルが高い。フルコース、ラブホテル、夜景クルーズ、リムジンはノウハウを知りたい。初めて挑戦するパターンと、すでに何度も来ていて一人で行くときの独特の楽しみ方を伝授するパターンがある。企画はすごく良いのだが、江口のりこが適役だったのか私としては疑問。もう少しテンションが高い人のが面白かったのでは無いか。

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芳根京子の回があるので見たかったドラマ、やっと無料になった。原作は南海キャンディーズの山ちゃんで、喫茶店で番組の企画を作っていると煮詰まって逃避をする。どんな逃避かというと好きな女優さんを主人公にしてドラマを作る。中条あやみ芳根京子、飯豊まりえ、山本舞香、大友花恋、白石聖池田エライザ...なかなかドラマで主役になることがない女優さん。ストーリーはそれなりだが牛やマグロの希少部位を食べるような貴重さ。

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公式サイトから紹介文を拾うと

主演・千葉雄大 人間嫌いで超面倒くさい宇宙飛行士役に挑戦!
宇宙船での一人芝居をバーチャルスタジオで撮影し、リアルタイム合成で映像化!
三密を究極に避けた撮影方法で挑むテレビ東京の新たな挑戦企画

一人乗りの宇宙ステーションで人間は1年間暮らすことができるのか、その実験に参加した宇宙飛行士の物語。だがこの人、人間嫌いで趣味が多彩なので一人でもまったく孤独を感じない。1日1回の地上との交信が鬱陶しいほど。話し相手はコンピューターでその声が吉岡里帆。その彼のドキュメンタリー番組を作ることになって、地上から交信する記者が門脇麦だが、実は別れた彼女だった...千葉雄大以外の俳優が思いつかないほどのハマり役。「家売るオンナ」や「スマホを落としただけなのに」で千葉雄大が好きになった人は見て損は無い。たった4話しかないので。ここまでの3本ともテレビ東京。どれもフジテレビでは作れない企画。ジャニーズやAKBが出てなくて、どれもちゃんと演技ができる人だけで作っているのが良い。

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2009年の作品。たしか深夜にやっていたな、見てなかったけど。1本が30分なので、映画を見る気力がないときにちょっと見るのにちょうど良い。原作は読んでいる話ばかりなので、原作から抜いている部分と足している部分がわかる。第1話は「AT PIN-HOLE」、遮蔽物がない空港で2km先からハイジャック犯を狙撃する話。ほぼ原作どおりだが、空港に着いたゴルゴ13が隣にいる警官に温度と湿度を聞くシーンが無かった。これも省略されているシーンで、特製のライフルを作る職人が「2kmも離れていると弾道が温度と湿度で変わってくる。絶対に無理だ」のセリフと対になっている。この狙撃の難しさを現わす大事なシーンなので省いて欲しくなかった。脚本を書いた人の、原作の読み込みが甘い。さいとう先生に謝れ。