秋のビデオまつり「ワールド・オブ・ライズ」「さんかく窓の外側は夜」

最近に会員無料になった映画を中心に6本。

【1,600円】 テロ組織のリーダーを捕獲するためヨルダンに潜入しているCIAの諜報員がデカプリオ。現地の人間の命など屁とも思わず、快適な自宅や娘の運動会の会場から指示を出すクソのような上司がラッセル・クロウ。主人公が現地で築いた信頼関係が上司の指示で簡単に壊され窮地に陥っていく...上司の見事なクズぶり、だが彼はヨルダン人がどれだけ犠牲になろうがアメリカを必死で守っているわけだ。捕らえられ拷問される主人公、そこからのどんでん返しが見事

夏、19歳の肖像(字幕版)

【1,500円】 中国映画だが、原作は島田荘司。骨折のため入院した主人公は病室の窓から見える家から見た女性(ポスター右上)に一目惚れする。ある夜、その女性が父親を殺すところを目撃してしまう。退院後、その女性に近づき食事をすることに成功するが「ぜんぶ知ってるぞ」と脅迫のメールが届く...主人公以外の主要人物の行動原理がいちいち納得できないのだが原作もこうなのだろうか。あと最大の謎が最新のテクノロジーを使うと謎でなくなってしまう。これは興醒めだがそういう時代なのだ

TATARIタタリ/ 呪いの館(字幕版)

TATARIタタリ/ 呪いの館(字幕版)

  • アマンダ・リゲッティ
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【1,500円】「TATARI」って...呪いの屋敷物の外国映画だよ。呪いの屋敷と怖れられている廃病院のどこかにあるアイテムをめぐって、ギャング、大学グループ、そしてギャングに無理やり連れてこられた主人公の女性とその彼。主人公が怖いのは館の怪異よりもギャングという設定が新しい。けっこう最後まで楽しめた

31(字幕版)

31(字幕版)

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【1,200円】 主人公たちは誘拐され廃工場に連れてこられる。そこでは定期的に人間狩りゲームが行なわれていた。そこに投入される殺し屋、その殺人ゲームを別室のモニターで見ている観戦者。主人公の仲間は一人一人、殺し屋の犠牲になっていく...仲間は減っていくが、基本的に殺し屋が弱すぎ。最後にボスキャラが登場するのは予想どおり。こういう展開になってエピローグでそうするか???

【800円】 これ、北川景子が出ていたんだな。30秒で殺されちゃったけど。前半は良かった。見える人の志尊淳、除霊できる人の岡田将生、呪いをかけられる人の平手友梨奈、刑事の滝藤賢一。だが後半は岡田将生のルーツ巡りになってしまったのと、彼が最初から「いい人」オーラー全開なので途中で違和感があったが、この役は悪い人として登場しないとラストの整合性が取れないのではないだろうか。あと平手友梨奈と、この映画には出てないが西野七瀬、この二人を重要な役で使うのはやめてほしい

【1,700円】 Amazonオリジナル作品。軽い脳卒中を患った老女の主人公、同居する娘と孫に迷惑をかけないようにと老人ホームに入る。だがここは何かおかしい...1時間20分の短い作品だが、ラスト15分まで真相がわからないのはなかなか良い。全体的に駆け足なので作品の時間をもう少し長くして個々のエピソードを作り込んだら佳作になったと思う。ただラストがクズすぎる。バッドエンドなのではなく、胸糞なのでもなく、クズ。その結末はどうなんだと