真夏のビデオまつり「スプリー」「スカイライン-逆襲-」

洋画の4本はその存在さえ知らなかったという。

【1,200円】ひねったストーリーとラストの大どんでん返しなんだが、主人公が好きになれないので「やったー!」とも「やられたー!」とも思えない損な映画。あとストーリーが雑すぎるというか、ピンチのためのピンチ、どんでん返しのためのどんでん返しで全体的に無理と突っ込みどころが多すぎ。

【1,500円】「プラダを着た悪魔」のミュージシャン版。プロデューサーを夢見る主人公は超ビッグな歌手のアシスタントをやっているが雑用ばかりで彼女の提案とかはいっさい聞いてもらえない。ところがある日、ショッピングモールで歌っていた金の卵を発見する...金の卵には逃げられボスからはクビを宣告された主人公にラストで訪れるサプライズ、ちょっとできすぎだがファンタジーだもの。この人、先日紹介したAmazon版「サスペリア」で主役をやったんだね。それがわかっても同一人物と思えない。

スプリー(吹替版)

スプリー(吹替版)

  • ジョー・キーリー
Amazon

【1,500円】Tiktokの再生回数に命を賭けてる人ってティクトッカーでいいの? あれもYouTuberくらいの収入があるのだろうか。デビューした主人公だがまったく再生回数が伸びない。そこでスプリーと呼ばれるライドシェアの運転手(Uberみたいなやつかな)をして車内の様子をアップする。てっきりいたずらをして客の反応を撮影するのかと思ったら殺してどうする! どんどん殺人を重ねるのに再生回数が伸びない不運と逮捕されない幸運。誰も見てないからね。

【1,200円】すげえ低予算の映画。主人公が通う小学校、先生が2人しかいないし児童も1クラスだよ。双子の姉妹を虐待するクズ親。なぜ虐待するのかは不明。姉は虐待に耐えきれず自殺。妹は自閉症で会話ができない。姉の自殺を隠すために妹を転校させたところから物語が始まる。と同時に妹のまわりで奇妙な出来事が起こり、死んだ姉が関係しているらしい...予定どおりの結末なんだが、唯一の味方だった先生を死なせる必要はあったのか?

【1,700円】これは予告編を見たことがある。超常現象番組の取材である喫茶店に入った主人公、だがここはエスパーが集まり語り合う場所だった。自分たちの招待を知られたくないエスパーたちと主人公が起こす喜劇。ほとんで喫茶店の室内だし、舞台演劇的な作りだなあと思ったら有名な演劇の映画化だそうだ。そのせいかセリフやテンポ、話のまとめ方が抜群。ただクライマックスはもうちょっと頑張って欲しかった。

【1,800円】「征服」、「奪還」に続くスカイラインシリーズの3本目。公開が7年、3年と空いているので登場人物のプロフィールを忘れているよ。だんだん話しが大きくなって3作目は規模の小さいスタートレック。人間とエイリアンのハーフで強大な特殊能力を持っている主人公だったが、前作で力を使い果たし特殊能力が使えないところが本作のミソ。