梅雨のビデオまつり「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「フルスロットル」

いろいろ取り混ぜて7本。

 【300円】地下の炭鉱の火災で廃墟になった町。そこには高純度の石炭があるという情報で調査団が行く。地下に降りられそうな穴には封印がされていて、それを外すと地底人が出てくるという話。ポスターは嘘。こんな怪物は出てこない。

 【1,600円】ここから3本は週末100円セールで見たビデオ。実在の手形詐欺師がモデルらしい。教師、機長、医師、弁護士、扮装だけで簡単に騙されてしまう人間の愚かさ。この映画の出来事のほとんどは主人公がまだ10代のときだったんだね。憎めない孤独な青年をディカプリオ、彼の足取りを追跡し何度もあとわずかのところで逃してしまう捜査官をトム・ハンクスが好演。

 【1,900円】当時、28歳だったタランティーノの初監督作品。腕利きのプロ6人による宝石強盗計画はうまく行くはずだった。ちょっとした手違いで一人が重傷を負い、仲間の中に警察のスパイがいると疑心暗鬼になる...行き先々で始まる仲間の無駄話は後の「パルプフィクション」に通じるものがある。タランティーノが好きな人は是非。

 【1,600円】フランス映画のハリウッドリメイクらしい。主人公のポール・ウォーカーさんはこの映画の公開前に自動車事故で亡くなったそうだ。麻薬組織に中性子爆弾を奪われた。奪還するためには組織のアジトである高層マンションに潜入しなければならない。この設定の映画、過去に3本は見た。主人公と、このマンションで育ち組織を抜けた男の二人に運命は託された...冒頭と中盤のパルクールが見所。組織のボスが徹底的に強くて悪い奴である終盤までは面白かったのだが、意外な真相が明らかになる終盤の展開はどうなんだ? こういうのが好きな人には良いが、私とすると敵は強く悪くあって欲しい。

 【1,400円】最近、無料になったので見てみた。オープニングクレジットでいきなり「呪怨」って出てビビった。これはハリウッドリメイクの3作目みたい。ちょっと違う時間軸の3つの家族の悲劇が交互に描かれる。この映画のいたたまれないのは呪われる家族や主人公がそれ以前に問題を抱えていること。これでは踏んだり蹴ったりではないか。どうせ死んじゃうんだけどね。映画の構成はよくできている。

ゴーストスクワッド

ゴーストスクワッド

  • 神門実里(ノーメイクス)
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 【800円】なんだこれ? ゴーストバクターズの逆バージョン。惨殺された女子高生の幽霊。犯人は未成年だったのでいまは普通に生活している。でもあいかわらずワルなので普通ではないか。この幽霊は、生と死の中間にいる人、つまり自殺しようとしている主人公の手を借りて復讐を企てるスプラッタコメディ。これ、ちゃんとした役者でちゃんと作れば佳作になった気がする。いまは解散しているノーメイクスというアイドルユニットが主人公と3人の幽霊を演じるが、容姿が微妙すぎる。あと歯並びが悪すぎる。

 【100円】これも無料になったので見てみた。冒頭は主人公の葉加瀬マイが忍者っぽく鼻から下がマスクで登場。あら、可愛いと思ったが、この人はマスク美人だった。シャワーシーンはこっち向けよ