ロコ・ソラーレ 吉田知那美インタビュー

久しぶりにこの人の記事を見たよ。

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彼女たちは開催できるのかできないのかわからない東京オリンピックではなく2022年の北京オリンピックに照準を合わせている。カーリングは日本選抜ではなく国内予選で1位になったチームが出場するので、まだ出場できるかどうかわからない。このインタビューを読んで彼女の思考の深さとか探究心にちょっとびっくりした。ムチムチなのに賢い人はなかなか貴重だ*1。面白い表現があったので紹介したい。

Q「知那美選手はこれまで、どんな大会においても「負けられる時に負けられていた」という独特の表現をされていますが、今大会に向けての抱負を聞かせてください」

A「もちろん、すべての試合で勝とうと思っていますけれど、ずっと勝ち続けることはできません。当然、負けた時はものすごく悔しいです。でも、結果論ですけれど、私たちは大きく成長する前にしっかり負けて、悔しい思いをしているんですよね。日本選手権も最近は、特にレベルが上がっているので、勝敗はどうなるかわからないです、本当に。でも、『勝つか負けるか』よりも『勝つか学ぶか』というところで、ここ数年はやらせてもらっています。負けたあとに何を思って、(次に)どう取り組むかが大切なので、悔しさはあっても、負けることに関しては、怖さや悲しみはないです」

 私の頭では完全に理解できないが、勝ったときより負けたときの方が学ぶことが多くてより成長することができる。負けても大丈夫な試合で負けてつぎの大勝負のために成長することができた、ということだろうか。そういえばレスリングの吉田選手もオリンピックの前の試合で得意のタックルが封じ込められて敗戦し、その対策をしてオリンピックに出場して金メダルを獲ってたよね。私の人生、連戦連敗だけどせんぜん成長できていないのはそこで学んでないからなんだな。わざわざ書くまでもないことだが。でも私が「まだダメだった、まあいいや」と思ったときでも彼女はたくさんの悔し涙を流してこそ達することができた境地だと思うよ。ああ、ムチムチの吉田選手にもっと教えを請いたい*2

 

*1:全国のムチムチした人に謝れ!

*2:だからムチムチは関係ないって