月収4万円でも夢の国

こんな記事があった。

bunshun.jp

要点は

・1000人におよぶ契約社員に説明会が行なわれた
契約社員とはパレードやショーで踊る「ダンサー」や、ミッキーなどに入る「キャラクター」を務める「出演者」
・10月以降の勤務について次の3つの選択肢が提示された
  -契約社員(ダンサーや出演者)を継続するなら「2021年3月までの半年間で約22万円」
  -(窓口業務等を担当する)準社員として再入社するなら約66万円
  -9月末で退職する場合は80万円

普通に考えたら「辞めてくれ」と言っているのだが、この人たちが全員辞めたらただの遊園地になってしまうでしょ。「みんなディズニーランドが好きだから月4万円弱の収入でも半数は残るはず」という勝算があるのだろうか。たしかに来場者の密集を避けるためにパレードは縮小されているようだが、この先ずっといまの状態が続くとも思えないが、そのときにまた集めればよいほど経験はいらない仕事なのかな。たしかに固定費がハンバ無いから近所の飲食店みたいに細々と営業するってわけにはいかないんだろうな。

ピカデリーやMOVIXを運営する松竹マルチプレックスシアターズからメールが来た。

松竹マルチプレックスシアターズでは、より多くのお客様に映画をご鑑賞頂けるように、9月21日(月・祝)以降の上映回より、一部劇場・一部特別興行を除き、全ての座席の販売を再開いたします。
なお、政府による「新型コロナウィルス感染症対策の基本的対処方針」及び全国興行生活衛生同業組合連合会による最新の「映画館における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、劇場内での飲食についてはドリンク類のみとさせて頂きます。これに伴い、売店でのフード(ポップコーン、ホットドッグ等)販売を休止させて頂きます。

私は以前から「映画館でポップコーンを食うな」派の人間なのでけっこうな事ではあるが売店が死んじゃうよね。TOHOシネマズはどうするんだろう。毎回、紙うさぎがポップコーンのCMをやってるよね。と思ってたら今日になってまたメールが来た。

当劇場では9月28日(月)以降の上映回より前後左右に1席ずつ間隔を空けて座席チケットを販売致します。
なお、劇場内での飲食の制限はございません
これに伴い、売店でのフード(ポップコーン、ホットドッグ等)販売を再開させて頂きます。

この1週間、松竹内の感染予防委員会と食品部の間で攻防があったんだと思う。そして流血沙汰になる一歩手前の昨日、ある人が発言したんだと思う。

「ここ数年、うちの劇場が満員になったことなんてめったにないでしょ。
 感染対策で50%の座席だけ販売しても通常運転じゃないっすか?」

「なあんだ、あはは・・・」

 かくして瀕死のポップコーン屋は生き延びたのであった...それはいいから、音と匂いのないポップコーンを発明してくれよ