半在宅ビデオまつり「ガール・イン・ザ・ミラー」「マイ・プレシャス・リスト」

 たぶん誰も見たことないだろうという映画を3本。

ガール・イン・ザ・ミラー(字幕版)

ガール・イン・ザ・ミラー(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】ストーリーはどうってことない。鏡に映っている自分が別の人格を持っている。それが悪い奴。普段は隠している主人公の負の部分だけでできあがった人格のようだ。そして主人公と鏡の像が入れ替わり、そこからは心の底では自分をバカにしている友人を殺し、ボーイフレンドを奪い、もうやりたい放題。ただ話はそれほど面白くないよ。この映画の特筆すべき点は主役のインディア・アイズリーがむちゃ可愛い。ネットで調べたらなんとオリヴィア・ハッセーの娘だよ。そしてハリウッド女優はたいしたものだね。自分が主役の映画だともう上も下もぜんぶ見せちゃう。

 【1,000円】近くに川がなく井戸を掘っても塩分の強い泥水しか出ないフィリピンの村。でも村人は身体に悪いとわかっていてもそれを飲むしか無い。そんな村に10km先の泉から水道を作る日本とフィリピンの合同プロジェクトがあったそうだ。その実話をもとにした映画で主役はelfin'とかいう女性ユニットの人。最初はキツかったが終わるころはかなり慣れてきた。監督もこれが初めての長編映画とかで場面が変わるのが半拍長いというかテンポがなんか。主役の人のユニットは「美声女ユニット」だって。興味がある人は調べてみてくれ。

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】主人公は2回の飛び級ハーバード大学を10代で卒業した天才少女。だが頭が良すぎて周りの人がバカに見えてしまい、極端なコミュ障。友だちもいなくて、卒業しても仕事につかず1日中、本を読んでいる。父親のすすめでカウンセリングを受けている。カウンセラーからやりたいことを10個考えてそれを年内に実行してみなさいと言われる。だがやりたいことが思いつかないのでカウンセラーが考えた10のことに挑戦する。余命数ヶ月の人がやり残したことに挑戦する映画はあったが、彼女に課せられた10個はダイビングをするとかエジプトに行くとかではなくて、「友だちを作る」、「デートをする」とか対人関係に関することばかり。だがもともとが真面目なので(というか不真面目な生き方が思いつかない)学校の課題をこなすように取り組んでいく。絶対に友だちになりたくないタイプの主人公だが、彼女の周りの人が無駄に良い人。バイト先の同僚、新聞の出会い系広告で知り合った男性、近所の音楽家。戸惑い、傷つけられながらも主人公の何かが少しずつ変わり始める。ラストのオチも見事。