『ミニシアターを救え』プロジェクトだと

こんな記事があった。

「コロナ終息後に再開できない」映画館の悲痛な声。ミニシアターを救うために、今できること

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「ミニシアター」と呼ばれる小規模映画館が大きな打撃を受けている。感染拡大防止のために上映自粛が広がっているが、政府からの補償は確実な状況ではない中で、映画館の家賃や従業員の給料は払わなければならない。そのような中で、映画館運営関係者や映画監督らが中心となり、政府に補償を求めるオンライン署名や、支援募集を始めている。

(中略)

ミニシアターでは、大手資本が製作・配給し全国上映されるような映画ではない、日本のインディーズ映画や、海外の良質なドキュメンタリーなどの映画を、人々に届ける文化的な役割を果たしてきた。政府に支援を求めるオンライン署名は、映画監督の是枝裕和さんや俳優の安藤サクラさんなど、34の監督・俳優・団体などが呼びかけ人となって発足。200以上の映画関係者・団体・映画館が賛同者となっている。4月6日に立ち上がった署名は、8日午後時点で既に2万9千筆以上が集まっている。集まった署名は4月中旬ごろに関連政府省庁に提出される予定だ。

https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/save-the-local-cinemas

 以前も書いたが2万9千人が署名の代わりに一人1万円ずつ募金すれば2億9千万円になるではないか。是枝が1000万円出せば合わせて3億円。それでなんとかしようよ。政府の補償って、安倍総理のポケットマネーで出すわけではないから、ミニシアターなんか行ったことがないほとんどの国民から集めた血税を使うんだぜ。「日本のインディーズ映画や、海外の良質なドキュメンタリーなどの映画を、人々に届ける文化的な役割を果たしてきた」って、あんな小さな映画館でしかも空席が目立つ。「文化」というのは幾度となく存亡の危機が来て淘汰があり、それを乗り越えてその国に定着したものを指すのではないだろうか。この記事に出てくる渋谷のアップリンクなんか狭い映写室に会社の会議室より小さいスクリーンで、あれなら家のパソコンで見た方が落ち着くよ。

朝の番組でやっていたが、レストランの救済措置で未来の予約とかいう仕組みがあるそうだ。要するに前払いのチケットを買って、店が再開したときにそのチケットで食事をする。これなんか1回の料金が決まっている映画館向きだと思う。アップリンクはいやだが、新宿武蔵野館、シネマカリテ、ユーロスペース、ヒューマントラストシネマあたりなら喜んで協力するよ。文化という言葉を錦の御旗にしないで、これはビジネス、もっと考えようよ。