コロナが怖いぞ映画まつり「ミッドサマー」「スマホを落としただけなのに」「スケアリーストーリーズ」

きょうは禁煙デーなので有給を取って映画を観てきたよ。

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一言で言うとカルト集団もの。5人の大学生が、その中の一人の故郷であるスウェーデンの田舎の村に行く。その村では90年に一度の夏至まつりが行なわれるという。はじめは田舎の牧歌的な祭りだと思っていたのだが...途中で違和感があっても先進国であるスウェーデンだからという安心があったかもしれない。またアメリカ人から見るとスウェーデンならこういう村があってもおかしくないと思っているのだろうか。遠景を多用したきれいな映像、不安を煽る音楽とBGM、映画としてのグレードが並みのホラー映画より数段上。でもすっきりしないからあまりお勧めしないよ。

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始まって3分あたりで北川景子が登場。4分あたりで退場...白石まいやんの演技が思ったより良かった。何度か書いたが

日本を代表する監督がメガホンを取ってもプロデューサーが秋元だと駄作になる

という法則がある。この映画はその逆だ。

AKBが出ていても秋元が絡まなければ良作になる可能性がある

前作は犯人が判明したあとがもたもたしたが、本作は容疑者や見せ場が何段にもなっていて最後まで緊張感が持続する。なによりこの作品は

千葉雄大がずっとかわいそう

恋人には責められ、拘置中ながら協力を頼む成田凌には翻弄され、組織の上部からプレッシャーがかかり、ひたすらいじめられ続ける。以前に「暗い佐藤隆太がイイ」と書いたことがあったが「いじめられている千葉雄大もイイ」。あと前作のレポで「ネタバレのポスターはよせ」と書いたが続編でもネタバレしやがって。

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ギレルモ・デル・トロの企画・製作。いまならお化けはCGのが簡単だと思うのだが日本の怪獣が大好きの人。着ぐるみにこだわっている。欧米でベストセラーの「スケアリーストーリーズ 怖い本」という子ども向きの怪談集があるそうだ。怖すぎて図書館から撤去されたが子どもの間で貸し借りをして大人気らしい。子どもは怖い本が好きなのだ。ただこの映画を観るとおどろおどろしいお化けというよりは水木しげるが描く妖怪のイメージなのかな。後半が冒険物語になっていてちょっと残念。