マイナーな洋画を2本観たよ。どっちも濡れた傘を広げて干せるくらいに空いてた。てか、10人もいなかった。
1976年、フランス最後の植民地ジブチで実話に基づいた映画。スクールバスが独立派のテロリストに乗っ取られソマリアの国境付近に停まる。子どもの命と引き換えに出た要求は政治犯の釈放とジブチの独立。そんなものは飲めないので特殊部隊の5人が派遣される。この特殊部隊は世界最強といわれるフランスの対テロ特殊部隊の前身。バスが荒野のど真ん中に停まっているので身を隠して近づくことができない。作戦は、バスにいる4人のテロリストを4人のスナイパーが同時に射殺すること...これはいい映画だった。都内2ヶ所でしか上映していないのがもったいない。プロの仕事とは、プロの誇りとは、そして子どもを落ち着かせるために単身バスに乗り込む先生もプロ。
近未来、謎の集団に妻を殺され、自分も四肢が動かなくなって車椅子を余儀なくされた男。友人の研究者が作った試作品、ITチップを身体に埋め込んで脳の信号を神経に伝えることにより運動機能を回復する。だがこのITは意思を持っていて一緒に犯人への復讐に乗り出す...大枠のアイデアは過去にマンガや映画で何度も使われているよね。クライマックスは集団のボス、同じくITチップを埋め込んだ男との対決になる。そのあと、二度のどんでん返しがあって、ラストはとんだバッドエンド。これは辛すぎる...