真夏の映画まつり「アス」「いなくなれ群青」「タロウのバカ」

この1週間で見た映画をまとめて。

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ジャパニーズホラーが世界的に見て秀逸だといまだに思っている人。もうとっくにハリウッドやヨーロッパの背中が見えなくなっているからな。たしかに「リング」は良かったし「呪怨」は新しかった。でも同じアイデアで続編ばかり作ってちゃあダメだ。それはアイデアが無いってことなんだよね。この映画も新しいアイデアだぞ。両親と娘と息子の4人家族。ある夜、この4人にそっくりの4人が襲撃に来る。ただ映画の中盤でネタが半分くらいわかってしまうと、その先はホラーというよりサバイバル物になってしまうのが残念。主人公はこの家のお母さん。

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私が過去に見た黒人の女優でこの人がいちばん可愛かったな。私はこの人なら国際結婚もぜんぜんOKだ。

 

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主演はいま大人気の横浜流星と、名前はなんとなく知ってたが見るのは初めての飯豊まりえ。飯豊まりえって、体型も顔もガッキーにそっくり。ガッキーを5倍に希釈すると飯豊まりえができあがる。でもそれで損をしているように思う。この映画はかなり好き嫌いがわかれると思う。登場人物全員が中二病、絶対に日常生活では言わないようなセリフ、わかったようなわかんないような舞台設定、女の子はみんな可愛いがみんな胸がない。私はこんな映画...

大好物だよ!

あと、久しぶりに見た矢作穂香ちゃん*1。ラストで彼女はただの女子生徒ではなく、この異世界の運営側の人間らしいことがわかるのだが、もう最初に出てきたときから存在感ありすぎ、只者じゃ無い感出し過ぎ。もっと売れて欲しいなあ。

 

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菅田将暉がよくこんなC級映画に出たな。テアトル新宿でしか上映されてないけど。無鉄砲な3人が無意味に暴れ回る前半は良かったんだけど、自分たちの行動の結果やもともとのしがらみでどんどん破滅に向かって追いやられていく後半の描き方が不満足。3人のバックボーンの描写がなさ過ぎていまいち応援も同情もできないんだよな。この映画でびっくりしたシーンがあった。同級生の女の子は売春をやっているんだよ。ホテルの浴槽に浸かって男が来るのを待っている。ホテルによくある細長くて浅いやつな。つまりほとんど仰向けになっている。こういうシーンは白い入浴剤を入れて見えないようにするでしょ。ところがお湯が透明で浅いので股間がくっきり見えるわけよ。もちろん足を閉じているので毛しか見えないんだけど、それでも日本映画でここまで堂々と見せてるのってこれが初めて。この女優さんはそういう売り方をしている人かなとWikiで調べたら清純派ヒロイン路線の人なのよ。このシーンは彼女が売春の常連であり、それにまったく屈託がないことをここで表現している。それが後半に関係してくるので変に隠さない方が映画的な表現としては良い。その後の男性とのからみも含めて1分もないけど良いシーンだった。本人も事務所もがんばったなあ。あのとき小松彩夏にこの度胸があればなあ...

*1:ポスター下中央