ファイナルガール

先週の「家売る」で北川景子のポニーテールが可愛いと話題になったが、こんな記事があった*1

  ホラー映画やゾンビ映画で最後まで生き残る女の子ってファイナルガールと呼ばれるのですが

ホラー映画マニアの私だが、この用語は知らなかった。たしかに主人公は若い女の子で、最後まで生き残りゾンビや怪物と戦う。ちなみに最初に死ぬのはメガネをかけたデブか、みんなの目を盗んで納屋でセ○クスをするカップルだ。このパターンはいまから40年前、1980年に公開された「13日の金曜日」から変わってない*2。この「カメラを止めるな」でも秋山ゆずきさん演じるヒロイン

     

が最後まで生き残る。ただ最後はドタバタなのでこの人がファイナルガールだったという印象は薄かったが...

劇中の秋山の衣装にもこだわりがあったと上田監督。
「ホラー映画やゾンビ映画で最後まで生き残る女の子ってファイナルガールと呼ばれるのですが、大体タンクトップにショートパンツなんですよ。定番なんです。それでポニーテールで巨乳が多いんです。この映画でもゆずきちゃんの胸を盛らせていただいてます」
とぶっちゃけトーク。秋山も
「結構ほどよい感じに盛っていただきました」
と明かした。

 そうか、タンクトップ+ショートパンツ+ポニーテール+巨乳がファイナルガールの定番か。それはキャンプ場に殺人鬼が現れるとか、生き残った人間たちがゾンビと戦うからだろ。屋内での日常風景へ突然に非日常が滑り込む和製ホラーだとタンクトップとショートパンツは無いな。そうか、秋山ゆずきは盛ってたのか...ヒロインが盛る映画の金字塔はやはりこれだと思うな。

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 美貌のヤンキーである主人公が乳がんになる。片方の乳房を全摘出して、抗がん剤の副作用で頭はつるつる。それまで自分を女王様のように扱ってた取り巻きはいなくなり、そのとき本当の友だちの存在に気がつくというストーリー。この流れだと手術後は胸にサラシを巻いてぺったんこにすればいいのだが、北川景子は手術前はシリコンで作った特製の人工胸を付けて、手術後は「素」。北川景子をヒロインにしたために数百円のサラシが数十万円のシリコン製人工胸になってしまった。この映画、前半のヤンキーの演技はやたら上手で、ラストの普通の女性の演技は下手くそという北川景子史を語る上で貴重な映画になっている。まだの人はプライム会員なら無料なので見てみてね。

*1:

www.sponichi.co.jp

*2:もちろん例外はあるのでいちいち反例を上げられても困るよ