「家売るオンナ」にみる不動産業界のウソ・ホント

前シーズンのときも紹介したサイト*1。不動産流通システムという不動産会社が、「家売るオンナ」を本職の不動産屋や宅建士が解説している。第2シーズンが始まってさっそく更新が始まった。このサイトはなかなか読み応えがあり、よくあるプロの目から見た批判の記事ではない。基本的にこのドラマのファンであり、それに加えて物語で取り上げた話題の解説や、三軒家万智のスタイルを通して不動産屋の心得を語っている。また「実際にあんなことをしたら大変なことになりますよ」と現場との違いも指摘し、ただしそれも「あれはフィクションですから」と批判を避けている。たとえば第2話でネットカフェの経営権を自分の金で買って客に売りつけて儲けを出すのは会社への重大な背任行為になるのでNGだと。そりゃそうだな。

同じく第2話に関連する話題で、泉ピン子演じるお婆さんはネットカフェなんかに住まないで新たにアパートを借りればいいじゃんと思っただろう。私も思った。ところが

空き物件の98.5%以上が「60歳以上不可物件」

 定職についている子どもを保証人にしても家を借りられないそうだ。これは私も他人事ではない。あと第1話の感想はこう結んでいる。

それら(専業主婦やユーチューバー)がその人にとって自然な生き方であるならば、恐れず肯定して、後押ししてあげることこそ、不動産屋に求められていることかもしれません

うん、私もそう思う。あと、家のオマケにお墓をつけることはできるかなど真面目に解説しているので興味がある人は読んでみてちょ