秋のビデオまつり「人生スイッチ」

      1,500円
アルゼンチンの映画らしい。変なスイッチを押してしまって、つまり誤った選択をしてしまった人たちを描く6本のオムニバス映画。どれも先の予想ができない展開で一定の満足感はある。だが映画として見る必要があるのか、「世にも奇妙な物語」の傑作集でも良いのではとも思う。ラストがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか判断がつきかねる無茶苦茶な展開の最後の2本が印象に残る。あまり考えないで見られるので疲れたときにお勧めする。


      1,200円
ポスターにフランシス・コッポラって書いてあるけどそうなの? 実家への長い道のりを急ぐ姉と弟。途中で変なトラックに追いかけられたり、そのトラックが停まった家で変なものを見たり、謎がどんどん提示される前半。後半になって相手の正体がわかるとそこからはホラー映画というより怪獣映画。警察署に逃げ込んでこれで安心と思ったら怪物強すぎ、警察弱すぎ。


      1,500円
登校拒否の息子に語る父親の20年前の物語。映画少年だった主人公は夏休みの思い出に友人たちと8ミリ映画を撮ることになった。そこに初恋の人やいじめっ子や大人たちがからんで物語は進んでいく。こういう話は嫌いじゃない。だが...役者がみんな下手すぎ、映像が下手すぎ。これってどういう経緯で作られた映画なの。あとエピローグの強引さがひどい。でも余韻が残る私はけっこう好きな映画。


      1,200円
クリーニング工場の巨大な機械に悪魔が乗り移りつぎつぎと人を食べる。こう書くと身も蓋もないおバカ映画だが意外とよくできている。だが相手は床に据え付けれている機械。そばに行かなければ怪我をしたり死ぬことはないのに、つぎつぎと犠牲者が出る。それを捜査する刑事。やがて工場ぐるみ、果ては街ぐるみの陰謀が明らかになる。でもおバカな映画だよ。


      1,500円
主人公はカジキ漁をする漁船の船長のジョージ・クルーニー。魚を求めて遠洋まで来たら大漁。そこに3つの台風が来て3つがドッキング。史上最大の台風になる。主人公の話と並行して、遭難したヨット、それを助ける沿岸警備隊のヘリコプター。そのヘリコプターがヨットの乗組員を巡洋艦に移したあと主人公の船の救出に向かうが燃料切れでドボン。その救助に向かう巡洋艦...沿岸警備隊サイドの深刻さに比べ主人公の漁船は最後までハイテンション。でもここまでの窮地になったは船長の度重なる判断ミスだよね。