装具

これが私のパワードアイテムである装具だ。
     
一昨日に書いたとおり、プラスチック製のスキー靴の裏半分、プラス前面から固定するベルト。側面にL字型の細い鉄板が入っており足首をがっちり固定する。このおかげで体重がアキレス腱を通過しないで足の裏に伝わり歩くことができる。ただ、ベルトを強く締めすぎると足が痛い。わずかにあそびがあるが、そのために足を変な向きにすると足首がねじれて激痛。手術の2週間後に装具を付けるので、それで歩けるようになると医者に聞いていたので、会社には10月中には復職できますと連絡していたのだが、とんでもない話だった。まずは足首ががっちり固定されているとまともに歩けないのはスキーの経験者ならわかると思う。さらにこれは過去の経験でわかっていたことだがアキレス腱を縫い合わせると少し短くなる。よって足首の角度が鈍角になるわけだ。足が直角に曲げられない。それを補うために踵が高くなっている。
     
プラスチックの板が3枚入っている。アキレス腱が完全にくっつきテンションをかけられるようになると少しずつ伸びてくる。それに合わせて板を一枚ずつ抜いていき直角に曲げられるようになったら装具を外す。だがそれはまだ先の話で、この装具を履くと右足と左足の長さが違うのでゾンビのような歩き方になるわけだ。それでも歩けることは歩けるので1日も早く出社しないといけない人はこれで電車に乗って会社に行くのだと思う。だがこの3週間でわかったが、私のいまの仕事はPCとネットがあれば8割から9割は家でできてしまう。どうしても会社にいないとできないことは私のチャーリーズエンジェルであるUさん*1とNさん*2にお願いする。こうなると無理して出社するモチベーションが弱くなる。どうせあと2年半なので、ずっとこのままでいいかなとも思ってしまう*3。会社には11月8日を目標にしますとメールをしておいた。でもあまりにも普通に仕事ができてしまっているので、私と席が遠い人は私が休んでいるのさえ気がついていないだろうな。それでも1日も早く会社に行きたいのは家から出たい、女房の監視下から脱出して、こってりラーメンやカツ丼など身体に悪いものを食べたいからなんだよ。

*1:39才、独身

*2:35才、子ども3人

*3:有給が尽きるだろ