まずは通っていた駅前の整形外科医院。
私 「先生、切れました...」*1
先生「ここに寝てください...ああ、切れてますねえ」
私 「切れてますかあ...」
先生「よく歩けますね...」
19才のときは救急車で病院に運ばれてそのままベッドだったので、人間はアキレス腱が切れてもこのくらいは歩けるということを初めて知った。といっても歩幅が5cmくらいなので、これを歩けると言ってよいのか。
先生「あとは大きな病院で治療してもらいましょう」
私 「どこがいいですか? なるべく近いところが良いのですが」
先生「やっぱり○○でしょう(市川にある大学病院)」
私 「あそこはいつも混んでいるのでイヤなのですが」
先生「いまは『病院は半日待つ』のが当たり前なんですよ。なるべくちゃんとした病院に行った方がいいですって」
紹介状を書いてもらって病院に行った。初診の受付が10時半までなのでタクシー乗り場まで歩幅5cmの早歩き。病院に着いていろんな手続きをして整形外科に行く。って、駅前の医院より待っている人が少ない。定期的に行ってる内科や眼科も老人だらけだけど整形外科の老人率は半端ないよ。最近の大病院は医院の紹介状がないと受け付けないので昔ほど混んでないんだね。30分くらいで名前を呼ばれて診察。いろいろ検査をして手術が決まった。以前は
・背骨の間に麻酔注射を打って下半身全体の麻酔
・股下までのギブス
・50日間の入院
だったのが、今回は
・患部周辺だけの局所麻酔
・足首だけ固定
・午前中に入院、午後に手術、翌日に退院の1泊2日
なんだよ、この簡素化は。50日の入院を覚悟して病院に行ったので、あまりの簡単さに絶句してしまった。昔はアキレス腱の手術は骨折と同じ術後ケアをしていたが、そこまでする必要がないので最近はこのくらいらしい。すげえな、医学の進歩。連休明けの火曜日に入院となった。ただしばらくは松葉杖、当然、電車に乗れるまで回復するには数週間がかかるのでしばらくは自宅療養になった。といっても左足以外は元気だし、私の仕事はPCとネットがあれば9割はできてしまうので病欠+在宅勤務にしますと会社に連絡。
50泊が1泊になったので天国と地獄の差だが、手術は変わらないのだよね。しかも局所麻酔って恐いよ。全身麻酔にしてくれよ!