安座間美優「健康で文化的な最低限度の生活」

最終回の視聴率は

     7.6  5.5  5.8  5.5  4.8  4.9  5.3  5.6  6.5  5.8  平均5.80%

くうう、また5%台に落ちたか。平均が5.8%だって。もともと生活保護というテーマからして視聴率が取れるものではないからな。むしろ、よくこの原作でドラマを作ろうと思ったものだよ。好き嫌いはあるのだろうが、吉岡里帆は主役として良かったと思うよ。メジャーになってからは初めて見たけど、こんなに上手な役者だと思わなかった。このドラマでいいなあと思うのが相談者や支援者を説得するシーン。普通のドラマなら主人公がすごく説得力のあることを言って、相手がへへー(平身低頭)になるでしょ。だがこのドラマの主役は1年目のまだまだ新人。説得し切れてないし言い切れてもない。
     
気ばかりが焦ってうまい言葉が見つからなくて相手の名前を連呼するだけだったりする。これがすごくリアルで実際はこうだよなあと。脚本もうまいし、それに答える演技をする吉岡里帆もうまいなあと思って見ていた。
最終回の安座間美優。相談者のヒモが、金がもらえないので暴れる。

     

     「南さん(安座間美優の役名)、警察呼んで」

     

     「はい」

しかし、生活保護費を当てにするヒモって、ヒモのカースト制度の中でもっとも下だよな。全宇宙最低のヒモ。あとは相談者の子どもが保護施設から養護施設に移される。保護施設は保護が目的なので誰にも会えないが、養護施設なら面会ができる。良かったと喜ぶ主人公に

     

     「いろいろ、話してきたらいいんじゃない」

あとは見せ場もなく会議では書記をやり
     
安座間美優の出番もないままドラマはエピローグ。そして最後のセリフ。朝礼が始まっても井浦新の姿が見えないので安座間美優が答える。

     

     「お手洗いじゃないですか?」

最後のセリフがお手洗い。久しぶりのレギュラーの最後のセリフがお手洗い。たとえお手洗いでも最後にセリフをくれてありがとう。最後のエンドロール。
     
いちおう、その他おおぜいの中では先頭に名前が出る。ただのラブコメディよりずっと面白かったよ。クソ暑かった夏に安座間美優のドラマをありがとう。泉里香に続いてフジテレビの世話になった。結局、テコ入れのプールは無かったが、最後の視聴者サービス。
     
動画で無いのが残念だが、ワイシャツの中で上下左右に躍動する吉岡里帆の胸。