制作費300万円だったのか

うれしいニュースがあった*1

  低予算300万映画「カメラを止めるな!」全国拡大


  約300万円と低予算で製作され、東京都内の劇場2館から公開がスタートしたインディーズ映画「カメラを止めるな!

  (上田慎一郎監督)が、北海道から鹿児島まで全国100館の劇場に公開が拡大したと28日、発表された。

  これまでは、映画を製作した新人監督と俳優の養成スクール「ENBUゼミナール」が配給してきたが、

  25日にアスミック・エースとの共同配給が決まり東京・TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ日比谷など

  全国40館の劇場で拡大上映が決まったと発表されたばかりだが、さらに拡大した。

すまん、本当にすまん。まさか全国に拡大するなんて思ってなかったのでレポにあらすじをほとんど書いちゃったよ。だがそれを知っていることでこの映画の楽しみが減じることはないから。むしろ多少の予備知識があったほうが大事なシーンを見逃さないので楽しめると思うよ。でもキャストとスタッフが少なくとも30人はいたよ。予算300万って、仮に全部が人件費だったとしても一人10万円かよ。いや、機材とかロケにかかる費用があるから全員が手弁当か。この記事を読むと監督と俳優の養成スクールの作品らしいので実際にノーギャラなのか。

  ワークショップに参加した俳優の受講料とクラウドファウンディングで集めた150万円強などを含めた、

  約300万円と低予算で製作されたことについて、ジョークを交えて触れつつ、観客に感謝した。

ノーギャラどころか受講料を取られているのか! そうだよ、有名な俳優が出演する映画なら一人3万円くらいでエキストラを集めることもできるのではないか? 北川景子を生で見られて最後にちょっとしたトークショーと握手会でもやれば一人5万円は行ける。

  『カメラを止めるな!』の製作費で『ハン・ソロ』が2秒しか撮れない

比べちゃダメ! でもハン・ソロの制作費があってもこの映画のクオリティは上がらないでしょ。レポにも書いたけど、本当に日本の映画人は反省して欲しい。「金が無い」は聞き飽きた。その言い訳は最大限に知恵を出した者だけが言えることだと思う。「リバースダイアリー」、「四月の永い夢」、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」、「キスできる餃子」なんかもかなり頑張ってたよ。