攻撃は最大の防御、たしかにそうだ。防戦一方ではいつか負ける。その反面、もっともガードが崩れスキができるのは攻撃したときであるのも事実。それには攻撃の機会をまちがえないこと、攻撃はそれが有効打であること。その両方を満たさない攻撃は何もしないより悪い結果を生む。必要なのは正しい情報と、冷静な判断。そして攻撃とはあくまでも相手より優位な所に立つための手段であり、攻撃自体が目的では無いことを忘れてはならない。それには「隙あらば攻撃してやろう」と思わないこと。攻撃する気満々だと情報の真偽を検証することなしに悪手を打ってしまう。こう書くと当たり前のことだが、実際には難しい。なので学校の道徳の時間でも子どもに教えて欲しい。この学習にいちばん良いのは事例から学ぶことだ。幸いにも日本には「野党」という反道徳教材製造機関があるので事例にはこと欠かない。レンホー氏のこのツイート。
総理視察の直前に避難所にクーラーが設置されたとのツイッターに、経産大臣が随分とお怒りの様子で、
かつ上から目線のような書きぶりで反応されていたが、もはや避難所にクーラーのレベルではなく、
災害救助法上のみなし避難所の旅館・ホテルを借り上げ、被災者の居場所を確保すべきです
もともとは「総理視察の直前に避難所にクーラーが設置された」とツイートがあり散々リツイートされた。これに経産大臣が事例を挙げて反論、というかそのツイートがデマであることを立証した。この時期にそんなことに時間を取られる大臣も気の毒だ。私が書いているブログだって便所の落書きなんだから、ツイッターなんてそれ以下。デマを発信した人だけでなく、それを事実だと思ってリツイートした人も恥じるべきである。だがレンホー氏、デマだったのがよほど悔しかったのか「随分とお怒りの様子で、かつ上から目線のような書きぶりで反応されていた」とデマの被害者である政府を悪代官にした。よせばいいのに問題はそこではなくこっちだと「もはや避難所にクーラーのレベルではなく被災者の居場所を確保すべきです」と話題をクーラーから逸らして別のことを書く。この人、国会議員なんだから調べる手段はいくらでもあるのに。それに対して自民党の和田議員が反論。こちらはツイッターではなくブログで*1。