春のビデオまつり

今回は不作だったよ。
      1,000円
小栗旬が若い! 2005年の公開作品だ。小学生のとき壮絶ないじめに遭って二重人格になってしまった(らしい)主人公。気の弱い主人公の小栗旬と、凶暴な中村獅童。いじめグループのボスだった男と同じ職場になり、同じアパート。これが計画的か偶然にそうなったので隣人13号(二重人格の悪い方)が出てきたのかよくわからなかった。いまでもボスと付き合っている昔の仲間。一人ずつ血祭りに上げていくのだがいよいよボスの番になったとき計画が狂い出す...主人公の内面世界を表す描写や、ところどころに何を表しているのかよくわからない無駄に間延びするシーンが多くガチャガチャ感。意外なラストになるが、これってアレ?


      1,000円
日本の「こっくりさん」に当たるウィジャボードにまつわるホラー。突然、自殺した幼なじみ、彼の部屋にあったウィジャボードが原因で怪異に巻き込まれる主人公...映画としては完成度が高い佳作なのだが、ホラー映画としては目新しさがなく残念。主人公の女の子がすごく可愛かった。


      1,200円
エイリアンの襲撃で世界中で大きな被害が出る。だが多国籍軍の反撃で残すところ一つの地域になった。その前線基地の物語。だがこの手のアメリカ映画によくあるパターンで...べつにエイリアンである必要がないただの戦争映画。


      1,500円
一家惨殺事件が起こった家。その家の地下室に一家とは無関係の身元不明の死体。若い女性で外傷がまったく無く死因が不明。これが葬儀屋兼死体解剖を親子二代で営む家に持ち込まれる。大学病院とかではなく民間の業者でやるんだ。ポスターだと白目をむいて怖いが、映画では目を開けたまま寝ているような若い女性。しかも全裸。演じているのはファッションモデル出身の女優さんらしい。まったく外傷は無いのだが手足は複雑骨折、内臓も破壊されている。なぜこんなことが可能なのか。解剖が進むにつれ奇妙な現象が起こる...ここまでは実に素晴らしい。死体は動かないよ。解剖をしているだけなのだがじつに怖い。まだこんなアイデアがあったのかと「ドント・ブリーズ」、「ゲット・アウト」に並ぶ作品じゃないかと思ったのだが、「この死体はあかんやつや」とわかってから突然カタストルフが来るのだがそこからが残念。陳腐な展開でふつうのホラー映画になっちゃった。ここに工夫が欲しかった。


      500円
妊婦への新薬の人体実験にからむサスペンスホラー。全体的にすげえ雑な映画だったよ。なにこれ?


      500円
学校の怪談を調べるため夜の学校に忍び込む子ども3人。ポスターだと青年に見えるけど小学生かせいぜい中学1年くらいだからね。この映画はブラジル映画なのか。ハリー・ポッターみたいな映画を作りたかったのはわかる。だがあれはあれで細かいところまで練りに練られて大人も子どもも楽しめるようになっているんだよ。そこまでのノウハウが無かったので大人も子どもも楽しめない映画に仕上がってしまった...