「ルイの9番目の人生」

ルイは赤ん坊のころから毎年のように事故に遭う。ベビーベッドに照明器具が落ちてきたり、フォークをコンセントに突っ込んで感電したり、食中毒になったり。そして9才、高い崖から海に落ちて心肺停止。奇跡的に心臓の鼓動が再開するが意識が戻らない。ここまでは予告編で知っていたが、この映画はどういう着地をするのか? 感動的な家族の物語なのか、超自然的な話なのか、ミステリー的な流れになるのか。父親がルイの事故と同時に行方不明になったり、お母さんが美人だったり、事故の前から通院していた精神科の医者が出てきたり、ルイに付きそう昏睡の専門医がいたり、ルイの夢の中で変な怪物がルイをいざなったり。まったく先が読めないまま、私は退屈して途中ちょっと寝ちゃったりしながらラストを迎える。そういう話だったのか。たしかに、それならすべての説明が付く。ポスターをよく見たら下の方にちっちゃい字で書いてあったよ。