新年ビデオまつり

お勧めできるビデオは少なかったが、あまりためるとレポを書くのが面倒になるのでいったんアップ。
      1,800円
主人公は軽い知的障害がある少女。幼少のころ、危うく誘拐されそうになって両親や町の人も必要以上に気をつけている。東京から撮影旅行に来た若いカメラマンの青年に恋をする。だが青年には恋愛感情はなくて「写真が好きで、面白い感性を持った可愛い子」くらい。青年は東京に帰る前に、何の下心もなくて純粋に彼女と一緒に良い写真を撮りたい、それだけが目的で夜明けの立山に登る計画を立てる。主人公は写真+青年が目的で二つ返事。だが直前に近所の人のたれ込みで両親に軟禁されてしまう。せめて東京に帰る前にもう一度だけ青年に会いたいと家を抜け出す。その失踪が近所や警察を巻き込む大騒ぎになって...連れ戻された主人公が母親に向かって「お母さん、私はどうしたら普通になれるの?!」と叫ぶ。しまった、ストーリーをぜんぶ書いちゃった。だが見ている人はここで問いかけるのだ。彼女を差別していたのは、彼女が障害者だからと自由を奪っていたのは、彼女を心から心配していた両親や町の人ではないのかと。あらすじを書いてしまうと陳腐かもしれないが、このメッセージが時間をかけて伝わる良い映画。及川奈央が出演していてびっくりしたよ。
     


      1,000円
これはなんだろう? 映画ではなくテレビで放送された長時間ドラマかな。映画の方は回数を重ねてどんどん怪獣映画になっているのに対し、これは1作目なので怖かった。でもストーリーが無いんだよね。だから印象に残らない。


      1,200円
劇場で観たかったが時間が合わなかった映画。お母さんと幼い息子だけが住んでいる島。これがすでに謎。お父さんや娘はなぜいないのかと。後半にこの島の秘密が明らかになると、あとはひらすらグロい。観に行けなくて良かった。グロいというのはグロいシーンが多いのでなく、そういうことをしようとする人間の意図がグロい。


      800円
これ、昔に一度観たな。不眠症の治療を受けている男女3人が治療のためと言われて古い屋敷に集められる。実は治療のためではなく、幽霊が出ると言われている屋敷で人間の恐怖心の研究をするためだった...ドリームワークスの制作なので映像が凝っていてホラーというよりダークファンタジーかな。アメリカでもその年の最低の映画として酷評をされたらしい。初めからファンタジーとして観れば見方が変わるかもしれない。なにより主人公を中年の女性ではなく、10代の可愛い子にしてハッピーエンドにすれば評価がだいぶ変わったと思う。


      1,000円
「死のピタゴラスイッチ」のファイネルデスティネーションシリーズで、なぜか唯一プライム会員特典になっていない、つまり有料なのが第2弾のこれ。これだけ有料にする意味がわからない出来の作品だが、これだけは前作と関連があり、主人公の予知能力で事故から助かり、だけど結局は死んでいく人たちにはある共通点があったというお話。


      1,800円
これも劇場で観たかった作品。タイトルがふざけているよな。ベストセラーになったミステリー「その女、アレックス」をもじっているが小説とはまったく関係ない。映画.comで観た人の評価は高くないが、なかなかよくできているB級映画だと思う。5分に1回は敵の攻撃があり、5分に1回は主人公の反撃があるくらいアクションが詰め込まれている。しかも主人公が全編を通して劣勢なのが良い。さらに主人公が美人。ただ007やミッション:インポッシブルに比べるとアクションが小粒。すごく小粒。


      1,200円
メキシコで宇宙から来た怪獣があちこちで暴れ、そこから脱出する主人公を描いた1作目。本作はさらにでかくなった怪獣がアラブで発生する。それを多国籍軍が爆撃するが、民間に被害が出る。それに怒ったアラブのゲリラが多国籍軍を攻撃する。怪獣を倒しに行ったアメリカ軍に所属する主人公たちは映画が始まって30分もたたないうちにゲリラと戦うことになり、以降ずっとゲリラとの戦い...怪獣は関係ないじゃん!